ウクライナ人の父と日本人の母を両親に持ち、ハーフらしい顔立ちの彼女。かなり強い顔相で、芸能人として生き残っていけるタフさを持つ一方で、その強さゆえ性愛面では相手を選び、関係が長続きしにくい悩みがある。
彼女は眉相が特徴的で、「上がり眉」の「への字眉」という、女相としてはいささかキツい相の持ち主。尻上がりの眉は、義経眉の別名を持つ男眉の代表格で、負けず嫌いで気性が烈しく、女性には強すぎて、夫や恋人を尅する暗示がある。
への字眉は情熱的で実行力があり、キャリアウーマンによく観られる眉相だ。勝ち気で女王のように振る舞い、S的な魅力で周囲の男性をメロメロにさせる。
眉が長いのも特徴的で、(描き眉の場合でも)ムラっ気が強く、結婚後も実家べったりになりがちな相で、やはり夫の運気を破る。
彼女は丸額(女額の1つ)で、生来の気性は女性的。その額が上下にも左右にも広いのは、頭脳明晰というだけでなく、視野も広い知恵者の現れ。ただ彼女の場合、(広い額に加えて)頬骨が出っ張り、鼻も高い、いわゆる三権面で、仕事に生きるには吉だが、結婚運・夫婦運で大きく足を引っ張っている。
性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼のサヤエンドウ形の部分)がふっくらと分厚く、眼光にほどよい和気があって、性感・性欲は申し分なし。目頭に切れ込みがなく、ひとたびベッドに上がれば本音丸出しのガチンコセックスを謳歌する。
金甲(小鼻)の張りは弱いものの口が大きく、歯列のアーチ(特に上アゴ側)も大きくて、回数をこなすセックスを楽しみ、生活力・生命力ともに旺盛だ。
【官能度】は「4」、【スタミナ度】も「5」に近い「4」と、ともに高い。
彼女にはこれといった尻軽相、男性の庇護欲をそそるモテ相(丸目を除けば)がなく、歯も大粒なのでガサツで大雑把ときて、【モテ度】は低く、「2」と観る。
先天的名器度が現れる耳穴の下の溝が広めで、後天的名器度の指標となる口元の肉付きも平凡。【名器度】も「2」と低めだ。
強い口相に加えて三権面の彼女は、自力で人生を切り開く力を持ち、結婚すれば、への字眉ゆえカカア天下で夫を尻に敷き、主導権を握る。
【良妻度】は「1」と低くなったが、夫婦仲は相性次第。彼女と好相性なのは、相補的な顔相を持つ、女性的な「やさ男」タイプだ。
あげまん相のない彼女は、【あげまん度】も「1」となったが、化粧で眉に丸みをつけ、三日月形に近づければ、仕事運はやや下がっても、【良妻度】【あげまん度】を、ともにアップさせることができる。
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【劉飛昶プロフィール】劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。