NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で主演の長谷川博己(42)のみならず、ドラマ幹部らがみな、同じ悩みに頭を抱えているという。初回視聴率19・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を叩き出して以来、回を重ねるごとにダウンしていた視聴率がようやく“上昇気流”に乗ったと思ったら、今度は共演者の間に新たなトラブルが勃発したのだからタマらない。
長谷川扮する主人公・明智光秀をめぐって恋の鞘当てを展開するヒロインの門脇麦(27)と川口春奈(25)、木村文乃(32)が女優のプライドと演技力を意識するあまり、三つ巴の冷戦状態に陥っているのだ。
「3人はまさに『麒麟がくる』のヒロインです。光秀に翻弄される共通点を持っている役どころです。演じているうちに、その役柄が乗り移ってしまったとしか思えません。3人は互いを敵視し、番組宣伝の機会でもない限りは、会話すらしないんです」(同)
最初に“犬猿の仲”の噂が囁かれるようになったのは、医師・望月東庵(堺正章)の助手で駒役を演じる門脇と薬物事件で逮捕・起訴された沢尻エリカ(33)の代役として帰蝶役(織田信長の正室)に抜擢された川口だった。
「川口と門脇の2人は最初から目を合わせず、ろくに挨拶もしないまま収録に臨んでいるんです。『緊張感を出すための制作スタッフの演出だった』という話も出ているが、基本、番手が上で年上の門脇に挨拶に出向かなければならないのは、川口なんです。だが、彼女は行かなかったというんですよ。ただ、一方では『挨拶に行ったが、門脇に無視された』という情報まである。いずれにせよ、ウマが合わないのは間違いありません」(大河ドラマ関係者)
さっそく、第2話以降から門脇と川口の絡みのシーン撮影で一悶着があった。
「門脇は川口の台詞がまだ言い終わっていないのに、被せて台詞を喰ってしまうんです。かと思えば、川口は台詞に妙な間を作って門脇のリズムを崩しているとか…。さらに、互いが別の絡みで撮影するシーンを見学し合っているんです。門脇は川口の演技をただジーッと黙って見ているだけ。ところが、一瞬、不敵な笑みを浮かべているように見える時があるんです。もちろん、川口は気づいている。物凄いプレッシャーだと思います。一方、川口も門脇の演技を見ては、たまに大きなため息にも似た深呼吸をするんです。見ようによっては、共に相手の演技にダメ出しをしているよう。恐ろしい女バトルですよ」(NHK事情通)
(明日に続く)