問題となっているのは、東海オンエアが19日に行った「【ネタバレ注意】人生で一度しかできないボードゲーム『マーダーミステリー』やってみた生配信」という生配信だが、その中で、東海オンエアは「マーダーミステリー」というボードゲームを全員でプレイ。参加者全員それぞれに、ある事件の登場人物の役割が振られているというゲームで、ゲームを通じて誰が犯人なのか推理するというゲームになっている。
このゲームにはいくつかのシナリオが用意されているものの、一度プレイしてしまうとすべての謎が解けてしまい、その後プレイできなくなってしまうため、「一生に一度しかプレイできない」とも言われているが、東海オンエアの配信ではコメント欄で、「重大なネタバレが含まれています」と注意喚起。「このゲームに興味があったんだぜという方や、ボードゲームが大好きマンの友達がいる方はご視聴をお控えくださいませ」と警告していた。
配信後、動画は公式チャンネルにアップされたままとなっているが、23日朝時点で再生回数は153万回を突破している。そんな中、「マーダーミステリー」の販売元の公式ツイッターアカウントが20日にツイッターを更新し、「現在弊社商品のプレイ動画が上がっているということで確認調査中です」とコメント。その作品の性質上、「プレイ動画やリプレイ記事の配信やアップロードはやめていただきますようお願いします」とした。
これについて、東海オンエアの動画では、公式に許可を取っているとしていなかったことから、ネット上で「推理作品でネタバレを公開配信するなんて、窃盗に等しい愚行。正気を疑う」「無許可で配信って信じられない」「マーダーミステリーって感想とかも配慮してねって言われるくらいなんだから…中身全部出されたらアウトすぎ」という批判の声が噴出していた。
「ファンからは、『ちゃんと、マーダーミステリーに興味がある人は見ないようにって配慮してる』『ゲーム実況と一緒じゃん』という擁護が聞かれているものの、そもそもゲーム実況動画についても、配信元が許可していない場合、著作権侵害となってしまう場合もあります。とは言え、動画配信はゲームの宣言効果も大きいためにメーカーも見逃しているというグレーゾーン。今回は公式側も苦言を呈しているため、東海オンエアには多くの疑問が集まってしまっています」(芸能ライター)
また、大阪にあるマーダーミステリー専門店では、動画でのネタバレで結末を知ってしまった人の参加を防ぐため、店でのプレイを休止することも決定されてしまい、東海オンエアへの不信感はさらに高まっている。果たして、この現状について、東海オンエアはどう対処するのだろうか――。
記事内の引用について
東海オンエア公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCutJqz56653xV2wwSvut_hQ
MYSTERY PARTY IN THE BOX公式ツイッターより https://twitter.com/MysteryPartyBox