18回目の開催となる今大会には、2532名がエントリー。準決勝を勝ち上がった11名に敗者復活の1名を加えた12名が決勝でネタを披露した。そのうちファイナルステージに進出したのは、『マヂカルラブリー』の野田クリスタル、『すゑひろがりず』の南条、敗者復活から勝ち上がった大谷健太の3名。優勝は、自作ゲームを取り込んだネタを披露した野田だった。
結果については、「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客で行われたことも影響しているのでは?」という指摘もある。
「舞台を主戦場としている芸人ですが、普段とは違う空気感だったため、実力を出し切れなかった面もあるかもしれませんね。目の前に観客がいないので、メンタルの強さも求められた大会だったように思います」(芸能事務所関係者)
優勝した野田自身も、「僕は無観客の方がやりやすいのかなと。完全なる無観客の中でやるネタ番組とかあって、メンタル鍛えられて。それに比べたら全然楽です」とコメントしている。
しかし、無観客で盛り上がりに欠けたことを差し引いても、「つまらなかった」という声がネット上から続出している。
《なかなかのグダグダ感で、今回がR-1の最終回と言われても不思議ではない》
《ゴールデンに放送する質でない》
《久しぶりにR-1見たけど、決勝でこのレベル?》
《2時間も見る自信がなくてチャンネル変えました》
《野田が抜けて面白かったんじゃなく、野田が、まあ笑えたかな程度の優勝》
「昨年末の『M-1グランプリ2019』(テレビ朝日系)が、歴代最高と評されるほどレベルが高かったので、比較する視聴者も多かったのでしょう。審査の厳格さや笑いへのストイックさを演出した『M-1』のテレ朝に対し、『R-1』のフジは局の性格もあって終始なごやかムード。そんな雰囲気では、《普段のネタ番組を見ているのと変わらなかった》と捉えられても仕方ありませんね」(同・関係者)
次回『R-1』が開催されるのであれば、何かしらの改革が必要なのかもしれない。