石田えり(59)も、80年代からその巨乳を出し惜しみすることなく、何度も激しい濡れ場やヌードシーンを演じてくれたが、中でも本気度が高かったのは、’83年の『ダブルベッド』で見せたオナニーシーン。
夫の帰りを待つ寝室で、1人遊びを始めてしまう石田。ブラウスの前ボタンを外して、張りと艶のあるおっぱいが飛び出すと、すでにサクランボのような乳首は小刻みに震えており、物欲しそうに半開きになった唇からは、「はぁ、はぁ…」と荒い吐息が聞こえてくる。
徐々にカメラが引いていくと、石田の右手は水色のパンティーの中に深く突っ込まれ、指をせわしなく動かしていることが分かる。時折、腰をグーンと上げて、より深く快感を貪る姿がたまらなくいやらしいのだ。
「ひたすらにクリトリスのみを直撃する指オナニーが石田流ということなのでしょう。その大胆な行為と、意外にも可愛らしい喘ぎ声のギャップが男の劣情を刺激します。いよいよ絶頂というところで、妹とその彼氏が帰宅して、慌ててティッシュを2〜3枚引っ張り出し、濡れた淫部とふやけた指先を吹く姿が、また生々しくて…」(同)
まだ濡れ場慣れしていない初ヌード作品でこそ、つい本気のプレイを見せてしまう女優も多いことだろう。
’08年の『蛇にピアス』の吉高由里子(31)も、そんな1人だ。
「ドSな彫り師にSMチックに犯されるシーンが有名ですが、それよりも本気を感じさせるのは、冒頭の彼氏とのセックスシーンです。先の割れた舌で、ペロペロと執拗に左乳首を舐められます。スナップを利かせて弾くように下から舐め上げられた瞬間、顎がクイッと上がって、“あんっ!”と喘ぎ声が高くなってしまうんです。画面手前の舐められていない右乳首も、みるみる硬さを増していくのが分かります。全身が快感に痺れていたに違いありません」(前出・映画関係者)
かつての「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」の竹下景子(66)の記念すべき初脱ぎ作品、’75年の『祭りの準備』の濡れ場も本気のニオイがプンプンだった。
男にフラれて、半ば自暴自棄になった竹下が、幼なじみの主人公と連れ込み宿で交わってしまうシーン。クライマックスはいきなり訪れる。
2人が布団に倒れ込むと、いきなり竹下の豊乳がドーンとドアップに。甘い吐息混じりのよがり声をBGMに映し出されるおっぱいは、ハンドボール大のまん丸にして圧倒的な量感だ。特筆すべきは、青い血管が透き通るほどの、白い美肌ぶり。無骨な男の手で揉みしだかれると上気して、乳房がサクラ色に染まってくるのだ。
「知的で爽やかなお姉さん女優であった竹下の濡れ場は、ぎこちなさもあったが、それがかえって新鮮な感動を呼ぶ名シーンとなりました」(前出・映画ライター)
共演、ベッドシーンがきっかけで、実際に熱愛関係になったのは、ドラマのヒットを経て映画化された『セカンドバージン』(’11年)の鈴木京香(51)と長谷川博己。当然、2人は本気で愛し合っているわけだから、そのセックスシーンも本気だったことは、間違いがない。
「17歳年下の男との不倫愛に身を焦がす、バツイチ女性を演じてくれました。ドラマでは、男の滞在ホテルに押しかけるや、貪り合うかのように唇を重ね、豊満な肉体をイジられて激しく舌を絡め合い、ベッドに押し倒されるや、たくましい突き上げに甘い吐息をもらしてしまう。そんなシーンの連続でした」(同)
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