江頭はこの番組以外にも、多くの出禁伝説を残している。江頭は90年代に爆笑問題やネプチューンが出演していた『ボキャブラ天国』(同)シリーズへ、相方のコンタキンテとともにコンビ「男同志」として出演し、たびたび裸になっていた。だが、ある日の収録で番組プロデューサーから「今日はスポンサーが来ているから絶対に脱ぐなよ」と注意をされるも、これを前振りだと勘違いした江頭は、収録現場で全裸となり、そのまま番組降板と出入り禁止を言い渡されてしまう。
さらに、これ以前にも1993年の『名門パープリン大学日本校』(テレビ東京系)において、初回の収録時に陰毛を火で燃やすパフォーマンスを行い、即降板と出禁となっている。この番組は、テリー伊藤が演出を手がけており、当時まったく無名芸人だった江頭をテリーが大抜擢したものだった。この降板をテリーは悔しがり、後に『浅草橋ヤング洋品店』(同)へ再び江頭を起用し、その期待に応えるように、失神するまで水中素潜りを行う「江頭グランブルー」伝説などを成し遂げて行く。
江頭にとって「出入り禁止」はある種の勲章のようなものかもしれない。テレビからはみ出した江頭が、ネット空間のYouTubeで生き生きとできているのは、望ましい姿とも言えそうだ。