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犯人が2人に絞られた?『10の秘密』、一番の謎を巡る考察合戦が過熱!

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向井理

 毎週火曜放送のフジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」は、視聴率が第6話が6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)など低迷しているが、視聴者の間では黒幕考察が盛り上がっている。

 シングルファザーである白河圭太(向井理)の愛娘の瞳(山田杏奈)が誘拐されたことを引き金に、周囲の人々の様々な秘密が暴かれていく本作。白河家が10年前に関与した火事、その火事による遺族の復讐、大企業の欠陥隠蔽、不正金の受領·····小さな秘密が重なり、暴かれていく中でやがて大きな秘密へと繋がっていく、というストーリーだ。

 一見、無関係と思われる話題同士が交わっていく快感が、視聴者の考察意欲を掻き立てている。
 中でも、大きな話題となったのは、伊達翼(SixTONES・松村北斗)が、自身の母親の命を奪ったのが圭太だと疑い迫る第5話のシーン。刃物を持って鬼気迫る表情で、「母は何者かに殺された」と訴える演技に、視聴者から称賛の声が上がった。「翼の母親殺害の犯人は誰なのか」という考察が、SNSなどで盛り上がっている。

 伊達翼の母親殺害の犯人予想として、主に浮上していたのは2人だ。1人目は帝東建設の社長の長沼豊(佐野史郎)。ネットでは、「仙台由貴子(仲間由紀恵/圭太の元妻、瞳の母)は長沼と何らかの関係を持ち、顧問弁護士を務めたのでは?」「長沼が犯行に及んでいたことを由貴子は予め知っていたから、弱みを握られて顧問弁護士として雇われたのでは?」「翼と長沼が繋がることで、火事と帝東建設の話題が繋がるから怪しい」など、訝しむ声が目立った。

 一方、2人目の予想として目立っていたのは由貴子の恋人、宇都宮竜二(渡部篤郎)。ネットでは、「宇都宮は、翼の父親である可能性も否定出来ないから怪しい!」「圭太が別荘について尋ねた時の宇都宮の反応が怪しいから、別荘の火事と何らかの繋がりがありそう…」「翼の母親を訪ねてきた男の靴、宇都宮の靴物とめちゃくちゃ似てた!」などといった根拠から予想されている。尚、コメントにあるように、作中では序盤から「靴」にフォーカスを当てたシーンがいくつかあったので、何らかの伏線になっていそうだ。

 翼の母親を殺害した犯人は、帝東建設の社員・宇都宮か社長の長沼であるという説が有力のようだが、回収されている伏線は未だほんの一部分のみ。本作は、視聴率低迷が指摘され、打ち切り説も浮上しているようだが、最終的なすべての黒幕に繋がっていく最終回までの動向に、これからも注目が集まる。

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