同映画は、ひかれ合いながらも別々の道を歩んだ、弥生(波瑠)とサンタ(成田凌)の30年間を、桜が咲く3月だけで描く激動のラブストーリー。大ヒットドラマ「家政婦のミタ」や「過保護のカホコ」などで知られる脚本家・遊川和彦氏が原案・脚本・監督を担当した。
各スポーツ紙によると、舞台あいさつで波瑠は、「脚本を読んだときは感動し、そのハードルの高さを感じた」と告白。オファーを断ろうと出向いたというが、「監督の情熱がすごくて。こういう方と仕事がしたいと思って引き受けました」と振り返った。
また、波瑠は「遊川組の洗礼かなと思ったのが、衣装合わせが9時間かかって終わらなかった。脱いでは着るロボットのようになっていました」と苦笑したとか。ちなみに、成田は、「僕は6時間…(日をまたいで)2日かかりました」と明かしたというのだ。
「遊川氏がメガホンをとるのは、17年公開の『恋妻家宮本』に続いて2本目。同映画は阿部寛と天海祐希が夫婦役を演じる豪華キャストだったにもかかわらず、興行収入はわずか6億円しかいかなかった。それもあり、遊川氏の今回の作品にかける意気込みには並々ならぬものがあるようで、衣装合わせの時点から徹底的にこだわったのでは」(映画業界関係者)
それに波瑠も付き合ったようだが、さすがに大物演出家には物申せなかったようだ。
「波瑠といえば、昨年10月期のドラマ『G線上のあなたと私』(TBS系)に主演。しかし、一部報道によると、現場では、波瑠側の傍若無人な振る舞いに制作スタッフがイライラを募らせるなどしており、波瑠は撮影現場ですっかり孤立してしまっていたという。おそらくは、映画の方が撮影は先だったはずだが、遊川氏にとったのと同じように制作サイドと接すれば、現場での評判も良かったはずでは」(テレビ局関係者)
映画の評判次第では再浮上できそうだ。