新日本は次期シリーズ、日本とアメリカの日米同時開催をするが、飯伏は棚橋弘至らとともにアメリカ遠征チームに入っていた。次期シリーズでは、1.6東京・大田区総合体育館大会で挑発されたチェーズ・オーエンズとの一騎討ちを始め、棚橋とのタッグを本格始動する布石にしたかった前IWGPタッグチャンピオンチーム、G.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)との対戦が組まれるなど、日本のファンも注目するカードがラインナップされていただけに、本人も無念だろう。
プロレス界では、他団体やフリーの選手の間で昨年末からインフルエンザが猛威を振るっており、関係者を含めてマスクの着用が促されていた。今回のインフルエンザで新日本の選手が欠場するのは飯伏が初めて。これ以上、欠場選手が出ないことを望むばかりだ。
飯伏の欠場により、アメリカのツアーはカード変更を余儀なくなれたが、10人タッグや8人タッグはメンバーを減らす形で変更し、G.o.Dとのタッグマッチは、棚橋&ロッキー・ロメロに、チェーズの相手もロッキーが務める。日本のファンにとっては、日本のリングで今回実現するはずだったカードが見られる可能性が高まったと前向きに捉えたい。なお、出場が発表されている『THE NEW BEGINNING in OSAKA』 2.9大阪・大阪城ホール大会に関しては欠場のアナウンスはされていない。飯伏は昨年の『G1クライマックス』から1.6大田区大会まで、トップ戦線で走り続けて来ただけに、しっかりと治して次なる闘いに備えてもらいたい。
(どら増田)