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ジャニーズもハマるエンタ芸人「ですよ。」が、あなたの代わりに謝ってくれる?「あ〜い、とぅいまてぇ〜ん」鉄板ギャグを生かした新サービスが話題

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ですよ。

 芸人のですよ。が、依頼者の代わりに相手に謝る『謝罪代行サービス』を自身のツイッターで開始し、話題を呼んでいる。この『謝罪代行サービス』は、謝りたいものの謝れない人が、ツイッターを通してですよ。に依頼をし、依頼者の代わりに相手のところまで出向き、ですよ。が直接謝ってくれるというもの。相手が許してくれれば“お気持ち程度”の謝礼金をもらい、相手が許してくれなかった場合は無料となるという。

 また、ですよ。は、この「謝罪代行サービス」の他にも、自身の代表ネタ「あ〜い、とぅいまて〜ん」という“謝罪ギャグ”のやり方を学びたいという多くの声に応えるべく、自らが対面で直接レクチャーする『あ〜いとぅいまて〜ん講習会』を開始。こちらもにわかに注目を集めている。今回は、そんな話題の芸人、ですよ。にインタビューを実施。謝罪代行サービスの現場でのエピソードや、謝罪ギャグ誕生のきっかけなどについて聞いた。

ーーですよ。さんが力を入れている『謝罪代行サービス』についてお聞きします。このサービスの内容を教えてください。

 『謝罪代行サービス』は2019年9月に、謝りたい相手がいるけどさまざまな事情で謝れない人のために、僕が代わりに謝るサービスとして立ち上げました。依頼があれば、相手の指定した場所に行って、依頼者の代わりに僕が「あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!」というギャグで謝ります。受注も交渉も撮影も全部一人でやっています。

ーーこのサービスを立ち上げたきっかけを教えてください。

 今までやってきたことを思い返した時に、自分の人生は人に助けてもらう機会が多かったと気付いたんです。恩返しじゃないですが、僕の“謝罪ギャグ”が、世のためになればいいなと思ったのがきっかけです。

ーー『謝罪代行サービス』を開始して4カ月が経ちますが、この企画を始めて良かったことはありましたか?

 昨年、27歳の女性に、親孝行できていないことを、代わりにお母さんへ謝ってほしいと依頼されました。お母さんは僕の大ファンだと聞いていたのですが、現場で、依頼者から「実は話していないことがあって。母が病気で、もしかしたら(ですよ。を)分からないかもしれない」と。とにかく行ってみましょうと、家に行かせてもらったんですけど、お母さんは、ご病気で僕を認識できない状況でした。でもとにかく「親孝行できなくて、あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!」と謝ったんです。そしたらかすかに笑ってくれて。依頼者にも「病気になってから母が笑ったのは初めてです」と言われて、泣かれちゃいました。あの時はうれしかったですね。

ーーこのサービスを今後、どのように展開していきたいですか?

 このサービスを開始して約400件を超える依頼がありました。まだ15件ほどしか行けていませんが、僕はこのサービスで注目されたいとは全く思っていません。冷やかしの方もいらっしゃるので、お気持ち代としてお金は設けていますが、本当に100円でもいいと思っています。一人でも多くの依頼者に、僕のギャグで仲直りするきっかけをつかんでもらいたいと思っています。

ーー2019年12月から始めたという『あ〜いとぅいまて〜ん講習会』も好評のようですね。こちらもツイッターで募集をされていて、「あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!」の正式なやり方を学びたい人から依頼があれば、往復の交通費とお気持ち代だけで日本中どこにでも行っているとのこと。講習会を始めようと思ったきっかけを教えてください。

 『謝罪代行サービス』を開始したときに、「謝りたい人はいないけど、(ですよ。)と一緒に謝ってみたい」というDMを多くいただいたんです。そういった人たちに向けて始めたのが『あ〜いとぅいまて〜ん講習会』です。受講者が数十名の時もありますし、一人の時もありますが、おかげさまでみなさんに楽しんでいただいてるようです。

ーー講習会の受講時間が2分30秒とありますが、どんな内容ですか?

 まず、自分が「あ〜い、とぅいまてぇ〜ん!」と叫びながら、ポーズをしてみせるのに30秒。それから「あい」と「とぅいま」と「て〜ん」に分けてレクチャーするのが25秒ずつ。最後に反復練習を含めるとちょうど2分30秒くらいに収まるんです。

――この講習会もライフワークになりそうですね、

 もちろん、一生やっていくつもりです。80歳くらいになっても杖をついてでも行くつもりですよ。

ーーですよ。さんの代名詞である謝罪ギャグはどのようなタイミングで生まれたのでしょうか?

 芸歴2年目の時に、ルミネtheよしもとに出れるチャンスがあったんです。自信のあったショートコントを披露したんですが、シーンとしちゃって。慌てて舞台上で「あ〜いとぅいまて〜ん」と謝ったらドカンと受けたんです。その瞬間、これをずっとやっていこうと決めました。

ーーデビュー以降、謝罪ネタを続けていることに、信念やこだわりがあるのでしょうか。

 僕は『エンタの神様』(日本テレビ系)のイメージが強いですが、実は2006年の11月から2007年3月までの5カ月間しか出てないんです。その後、テレビの仕事がなくなりました。女装したり、フリップネタをやったり、いろいろやりましたがうまくいかなくて。この先どうしようと考えていた中で、2008年に、友達の結婚式の二次会でネタをやる機会があったんです。そこで謝罪ネタをやったんですが、全然ウケなくて。お客さんから「全然面白くないじゃん。これじゃご飯食べれないでしょ」と言われたんです。僕はその時の悔しさを忘れたくなくて、逆に、ずっとこのギャグをやっていこうと決めたんです。

ーー最近では、ハリウッドザコシショウさんやFUJIWARAの藤本敏史さんが、ですよ。さんのモノマネをされていますね。

 すごくありがたいですね。最近ではAKB48や、マキシマム ザ ホルモンだったり、ジャニーズ(事務所所属)の子たちもライブでやってくれているようです。

 みんなが僕のギャグをやって、どんどん広まっていく。僕は、こんな幸せなことはないと思うんです。僕はトーク力もないし、ネタも弱いけど、このギャグをやることだけは誰にも負けないと思っています。生涯、このギャグをやり続けて、自分が死んだときにこのギャグだけでも世に残ればいい。それくらいの気持ちでやっています。

ーー最後に、ですよ。さんにとって2020年はどのような年にしたいですか。

 今やってる「謝罪代行サービス」を100本、「講習会」も100本はやりたいと思っています。もっといろんな人と交流して、このギャグを少しでも多くの人に広めていけるように頑張りたいですね。

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