「一夜にしてすべてが変わった」。結成13年目のブレークを果たし、「21歳のときは、角刈りにしてダブルのスーツを着るなんて思ってなかった」と内海。漫才を離れていた時期もあったが、またやろうと思ったきっかけは「番組でお世話になっている海原やすよ・ともこに『昔はおもしろかったと言われてたけど、今はそんなでもないね』と核心を突かれたこと」(駒場)。M-1優勝によって、同期のオリエンタルラジオやトレンディエンジェルと「ようやくちょっとだけ普通に喋れるようになった」と心境を語った。
内海は、「(女性)アイドルの格好で前説をしていたとき、後輩とすれ違うとめちゃくちゃみじめだった」と下積み時代の苦労を明かし、「(前説を)やめていいよと言われたけど、一緒にやっていたアキナが『キングオブコント2017』決勝に進出し、忙しくなってやめたのを見て、僕らもそのやめ方をしたかったので、それまでは悔しくてもやめへんぞと」誓ったとのこと。
M-1グランプリ予選では「劇場が閉館してもいいかなというくらい」の笑いを呼び起こしたが、決勝に進むとさすがに緊張し「どん滑りしたらどうしようと思った」と内海。しかし、決勝では「自分の角度からは審査員席が見えるんですけど、巨人師匠(オール阪神・巨人)が(大笑いして)ぴょーんと飛んだように見えた」。結果は「自分たちの去年、一番良い漫才」で見事、優勝をつかんだ。
ボディビル大会で優勝するなど筋トレ好きとして知られる駒場だが、「バランスの良い肉体になるためにどの筋肉から鍛えればよいか」という生徒の質問に、思わず「大きい筋肉は胸と背中と下半身にあるので、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトがビッグ3って言われるんですけど…」とガチ回答をしそうになり、内海に制止される一幕も。「お笑いをサボっていた期間は、筋肉にも悪いことをしていた。お笑いをちゃんとしたらボディビルの大会でも優勝したので、ひとつのことをちゃんとすると他のこともうまいこと回っていく」と両立の秘訣を明かした。
内海は交際中の彼女と「吉本興業だけで給料30万が3カ月続いたら結婚しよう」と話していたそうで、「早ければ3月25日。4月15日が付き合って9年の記念日なので、そこにしようかなと。決まったら言います」と宣言。お笑いを志す若者たちに、「滑りすぎてもへこまず、ウケすぎてもぶれずというのは持っておいた方がいい」(駒場)、「芸人は嫌なことがあっても舞台で話せるのが武器。だから嫌なことはない」(内海)とアドバイスを贈った。