この日、10月8日に東京・両国国技館で行われるIWGPヘビー級タイトルマッチの調印式に臨んだ2人。会見では挑戦者の棚橋が、24日の広島大会でIWGPタッグ獲りに失敗した永田を「弱いから負けた」とバッサリ切り捨て緊張ムードが漂った。
会見で辛らつメッセージを送り、チャンピオンに先制攻撃した棚橋だったが、それだけにとどまらなかった。会見後にはたまりにたまったガスを噴射するかのごとく一気にまくし立てた。
手始めに調印式で永田から「棚橋は会社に作られたチャンピオンだけど、オレはファンから後押しされてチャンピオンになった」とコケにされたことに対し、さすがに普段は柔和なフェロモン王子も不快感を露わにした。
開口一番「ネチネチ言っちゃって女々しい」とブチまけると、間髪入れず「会社に作られたチャンピオン? 何を勘違いしてるのか知らないけど、それは違う。オレに素質と才能があるからだ」と紛糾。さらには「そうやってひがまないでほしい。オレの存在をひがむなよ」とまで言ってのけた。
そればかりか、調印式の永田には相当に「カチンときた」ようで「とにかく言い訳がましい。オレからしたらツッコミどころ満載」「ああやってネチネチ言っても女の子ならかわいく思えるけど、男だからヤダ」などと嫌悪感をさらけ出し“猛口撃”を放った。
一通り思いのたけを吐き出したフェロモン王子は最後にひと言。「オレがフェロモンたっぷりの香水なら彼はすぐに臭いが消えてしまうコロンってとこ。両国では彼をコロンと倒しますよ」。棚橋は小粋な(?)ダジェレを交えつつ、永田に再度“フェロモン葬”を予告していた。