この番組では双子のお笑い芸人、ザ・たっちのギャグ「ちょっと、ちょっと! ちょっと!!」のリズムで、過去の3ヶ月の月収を告白するくだりが恒例となっている。ここで明かされた黒瀬の月収は、先々月180万円、先月200万円、今月160万円と驚きの金額だった。さらに最高月収は355万円、貯金額は735万円と意外な“リッチぶり”を公開した。
出演者の華原朋美から「(テレビで)見たことない」と言われながらも、パンクブーブーはなぜ、これだけ稼げているのか。
「お笑い芸人の仕事はテレビ出演ばかりではありません。営業が意外とオイシイのです。拘束時間が長く、ギャラも低く抑えられているテレビに対し、営業は同じネタを使い回せるので効率が良い。パンクブーブークラスならば、営業一本で数10万円はカタい。1日に数か所をこなせば、それだけで大きな稼ぎとなりますね」(放送作家)
一発屋芸人としてテレビから消えた人でも、知名度を活かして当分は営業で食えると言われているのだ。
またお笑い芸人としてM1で優勝、THE MANZAIでも優勝し二冠王のパンクブーブーは、『しくじり先生俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演した際に「地方の営業のスケジュールが圧倒的に多く、テレビ出演のオファーを1か月間ほぼ受けることができなかった」と、不満を漏らし、テレビに出られなかった理由を述べていた。
パンクブーブーのほかにも、テレビには出ていなくても地方の営業で稼ぐ芸人は多い。
「『なんでだろう?』のフレーズでおなじみのテツ&トモは、地道に営業をこなし、赤い方のテツは埼玉県に三階建の一軒家を購入しています。『身体を縮めてスポーツバッグに入る』、『扇風機を舌で止める』といった身体を張ったキワモノ芸でおなじみのエスパー伊東も、結婚式の余興をはじめとする営業をこなし、一時期は数千万円の年収を稼いでいました。とはいえ、現在は身体に限界が来たようで、今年のはじめに芸術家への転身が報じられています」(前出・同)
福岡出身のパンクブーブーは、営業だけでなく地元で複数のレギュラー番組(九州朝日放送・福岡放送)を持ち、ローカルタレントとしても活躍している。案外“細く長く”活躍するコンビかもしれない。