今回の対象選手は、29期から33期のメンバー。当然、新人も含まれており、ハンデ戦中心のGⅡ戦となる。どんな5日間となるのか探っていきたい。
優勝戦線の行方は鈴木圭一郎の動向次第であろう。先のSG全日本選抜オートレースを制し、現状のオープン戦なら無敵に思える。ただ、ひょっとすると「スーパーハンデ」を課されるかもしれない。
簡単に説明すると青山周平、早川清太郎の10㍍後ろとなる可能性がゼロではないからだ。そうなると状況は一変してくる。
特に今回は「逃げたら速い」若手が多数いて、波乱の要素が十分あるだけに、鈴木にとっての敵は「ハンデ」という事になりそうだ。
もし、鈴木が10㍍後ろになるならば青山周平、金子大輔、佐藤貴也、早川清太郎が黙っていないだろう。この中では特に佐藤の動きがいいだけに、S力を含めて打倒鈴木の一番手に推したい。
そして、見逃せないのが、ハンデ前の選手の動向。特に現在、最高ハンデの10㍍前にいる中尾貴志は、逃げると強烈なスピードがある。
最後に新人2級車では黒川京介、花田一輝の逃げが面白い。また、ハンデを考慮すると金田悠伽の大逃げは要警戒だ。