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古賀正俊の当たり馬券直行便 レース中に起こる不慮のアクシデント 鼻出血と心房細動

 今回はレース中の不慮のアクシデントについて書いてみます。近走の成績、調教状態、厩舎のコメントなどを新聞等でじっくり吟味、検討し、自信を持って馬券を買った馬がまったく走らなかったという経験があるファンは多いと思います。
 馬は肺で呼吸し、心臓で走ります。レース中の呼吸に関するアクシデントに鼻出血があります。これには2通りあって、(1)鼻の粘膜にある毛細血管が切れて出血するもの(ゲートの扉などに鼻をぶつけるなど、外傷性のものが多い)(2)肺の中の毛細血管が破れて出血するもの(運動誘発性肺出血といわれ、一定期間出走停止になる。肺充血等で起こると重病です)。どちらにしても、レース中に鼻出血を起こすと、呼吸困難になり、急激にスピードが落ちてまったく走れなくなります。

 レース中、心臓に多いアクシデントは心房細動です。心臓発作のひとつで、それまで正常だった心臓の一部(心房)が急に痙攣(けいれん)するために起こります。心臓からの血液が全身に効率的に送れなくなり、筋肉が酸欠状態になって走れなくなります。重症の場合は死ぬこともありますが、多くは自然に回復します。また、痙攣を取る薬もあります。心房細動を起こした馬が次に出走する場合はJRAで検査が行われます。
 このほかにレース中に脚部に異常を発症して大敗する場合や、フケ、出遅れなど、いろいろなケースがあります。詳しくは次回に。

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