お年寄りから若者まで、年末の茶の間で楽しめる歌番組であった紅白だが、最近では演歌歌手が卒業宣言を行うなど、その様相が大きく変化してきた。そんな紅白、今年はさらに、マツコが危惧するとおり、“国民的”という観点からはほど遠い番組になりそうだ。
「昨年はジャニーズから、Sexy Zone、関ジャニ∞、嵐、TOKIO、V6、SMAP、近藤真彦が出演。今年は、SMAPと近藤が出場しないものの、結局は、Hey! Say! JUMP、ジャニーズWEST、NEWSなどの初出場の可能性があり、もしかすると、すべて出場するのではなんて話もある。しかも司会も例年通りジャニーズのタレント」(テレビ局関係者)
ジャニーズタレントで考えてみれば、せいぜい、多くの視聴者がメンバーまで把握しているグループといえば嵐と、ほぼ出場はないと見られているSMAPくらい。関ジャニ∞も最近ではバラエティ番組で活躍しているものの、多くの国民がメンバーまで把握しているかといえば、それは違うだろう。また、TOKIO、V6は、メンバーは把握されている方ではあるものの、決して順調な音楽活動をしているとはいえない。他のグループとなれば、さらにひどい。
「Sexy ZoneやHey! Say! JUMPのメンバーや楽曲を知っているならば、かなりのジャニーズ通といえるでしょう。そんなグループに紅白に出場する資格があるといえるのか…」(同)
これでは、国民的な番組というよりも、一部特定の層へ向けた番組になってしまうことは明白。紅白は、すでにお茶の間で家族そろって楽しめる歌番組というコンセプトは捨てたと考えるべきなのかもしれない。