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ヤクルト・星野監督誕生か!?

 ここへきてひんぱんに現場復帰発言を繰り返しているのが阪神・星野仙一シニアディレクター(63)だ。講演会、ラジオ放送でと舞台は様々だが、「もう一度監督で勝負したい」と宣言。北京五輪日本代表監督として金メダル獲得を公約しながら銅メダルも取れなかった惨敗のリベンジを誓っているのだ。

 「やはり言われている通り、真弓の後の阪神監督か」という既定路線が、改めて浮上するが、その一方で「ヤクルト監督就任」仰天情報が流れている。「明大の先輩、高田監督が今季で3年契約が切れるので、その後を譲り受けてヤクルト監督になる」というのだ。
 明大の名物監督だった御大こと故・島岡吉郎氏の薫陶を受けた高田監督と星野氏のパイプは太い。中日を現役引退後に、かつてNHKのキャスターとして人気を博し、世の女性から「一度浮気してみたい男」ナンバーワンに推されたこともある星野氏だが、この時にNHK入りさせたのは、先にNHKの野球解説者をしていた高田監督だった。
 そんな経緯もあるだけに、「ヤクルト・星野監督」を怪情報と鼻先で笑うわけにもいかない。さらに、最近は星野氏が神宮で母校・明大の試合をCSで解説している事実もある。ヤクルトの本拠地は神宮だ。今ドラフトで早大・斎藤佑樹の1位指名を明言しているのも、神宮のスターという人気面が決め手になっている。星野監督と斎藤のコンビ誕生となれば、ヤクルトの注目度は急上昇するだろう。

 ネックは「ヤクルトでは金のかかる星野監督は無理だろう。Fプロジェクトなど大金を投じた古田で失敗しているヤクルトは、金のかかる監督には懲りているだろう」という金銭面だ。が、「ヤクルト本社は今、業績が最高潮だ。星野監督ならCMに起用できるし、多少金がかかっても元が取れるのではないか」という声も球界関係者からあがっている。
 その一方で、阪神監督復帰を虎視たんたんと狙っている星野氏の遠謀深慮説もささやかれている。「阪神・星野監督復帰が既定路線化視されたのは、ポスト真弓の最有力候補とみられていた岡田がオリックスの監督要請を受けたことからだ。『真弓の後は星野の復帰だ』という内部情報をつかんだ岡田がオリックス監督に就任したのだというのが球界の定説になっている」。阪神関係者がこう舞台裏を明かす。
 今回のヤクルト・星野監督就任情報は、阪神監督復帰を決定的にするための星野流自作自演のパフォーマンスではというのが、この一部の深謀遠慮説だ。阪神がモタモタしていると、ヤクルトの監督になってしまうぞと、星野氏が本社の阪急阪神ホールディング首脳にプレッシャーをかけたというワケだ。裏の政治力に関しては球界ナンバーワンと定評のある星野氏だけに、あり得る話だ。
 いくら何十年ぶりの天候不良とはいえ、まだ4月末なのに、季節はずれのストーブリーグがくすぶり始めたプロ野球界。巨人の大独走に拍車がかかれば、一気にストーブの火は燃えさかる。

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