同映画で小鉄の妻を演じるのは、昨年公開されたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』のエピソード3『光へ、航る』でも、草なぎと夫婦役を演じた女優の尾野真千子である。
尾野は「草なぎさんとの2度目の夫婦役。また違った草なぎさんに出会えてもっともっと違う草なぎさんに会いたくなりました!」と夫婦再共演に至り、歓喜に満ち溢れているようだ。
尾野というと、1996年に地元中学校で靴箱の掃除をしている姿が映画監督・河瀬直美の目に留まり、97年公開の映画『萌の朱雀』で主演デビューしたシンデレラガールである。河瀬監督のヨミ通り、尾野の才能は瞬く間に開花。数々の名誉ある賞を受賞し、認知度を高めていった。
そんな尾野だが、2012年6月にタレントのほっしゃん。(現:星田英利)との仲睦まじいドライブデートを『フライデー』(講談社)激写され、不倫の疑惑をかけられた。双方とも友人関係を強調するも、同年9月に熱海への一泊旅行を再び同誌にすっぱ抜かれ、弁解の余地がなくなった。
2人は、2011年に放送された尾野主演の朝ドラ『カーネーション』(NHK系)で共演し、関西弁での軽妙なやり取りが好評となった。私生活でも急接近した2人は深夜デートをする仲に発展したようだが、意外過ぎる組み合わせに世間は度肝を抜いた。
当時、星田は妻子持ちであった。妻とはすでに別居しており、離婚話が進展していた矢先のことだったという。実際、星田は2012年の9月に離婚が成立している。
「星田は芸人きっての“巨根”の持ち主として名を知らしめているようだ。尾野の守備範囲が広いというより、“肉食系”にとっては打ってつけの“相棒”だったのだろう。妻と別れた星田は、尾野と一緒になるつもりで真剣に将来を見据えていたようだ」(芸能関係者)
だが、晴れて独身となった星田だが、なぜか尾野とも終止符を打ったのだ。
「尾野にぞっこんだった星田だが、尾野からしたら、結婚相手には“不適合”だった星田が重くなり、即座に関係を切ってしまったという。全てを捨てて尾野に走った星田は、空振りの挙句、周囲には『困っている』とぼやき、その後は精神的に追いやられ“激ヤセ”してしまったようだ」(芸能ライター)
目が覚めた星田は、2015年3月に放送された『人志松本のすべらない話 珠玉の10話とその後の話SP』(フジテレビ系)で「こっそりと再婚しました。元奥さんと戻りました」と再婚したことを明かし、16年12月に第2子の女児が誕生した。
2015年7月、星田の再婚に影響されたかのように、尾野も芸能事務所LDHの役員を務める男性と結婚。だが、多忙な中での生活観や価値観の違いから17年9月に離婚に至った。
“美女と野獣”の束の間の不倫劇は、周囲に多大なる迷惑をかけた。幸せを取り戻した星田と、再び幸せを探し求めて放浪する尾野。恋多き女と言われる尾野の次なるお相手に注目が集まる。