今年の顔ぶれを見ていても、過去の「名人戦」時代とはイメージが一新された印象である。ただ、当然の事ながら今まで通り「インファイター」も数多くおり、進入から激しくなりそうな傾向は変わらない。今回、有力選手をピックアップしながら展望していきたい。
SGの舞台にて第一線で戦っている今垣光太郎、松井繁、服部幸男、田中信一郎、太田和美、前本泰和、濱野谷憲吾、平尾崇典がメーンとなる。中でも地元で熱視線を浴びる前本に期待したい。
昨年も多くのSGに出場し、今年もすでに3月のクラシックに出場した。そこでFの勇み足があり、「1本持ち」の立場ではあるが、地の利もあるし、今大会の優勝候補筆頭に推したい。
また、今村豊、西島義則、江口晃生、今村暢孝、石川真二という歴戦の雄が存在感を誇示する。特に進入の駆け引きが最大の見どころで、スタート展示が重要な6日間となるのは間違いない。
若返り感が強いマスターズ。その中にも、この大会らしい見どころが詰まっており、楽しみは尽きない。