一時は芸能人まがいの派手なファッションで話題になり、お笑いのチュートリアルの徳井義実とのデートまで報じられた潮田。キャスター転身は時間の問題と見られていたが、この春のテレビ局の番組改編では、やはり実現することはないようだ。大手広告代理店関係者が証言する。
「話がいっぱいあったことは事実です。潮田が引退を口にした北京五輪後から、テレビ局のアプローチはずっと続いていました。ところが肝心の本人がはっきりしないために、どこも手を引いてしまったというのが実情です。秋の改編期ですか? そのころは忘れられているんじゃないですかね(苦笑)」
メダルこそ取れなかったが、北京でベスト8入り。これまでマイナースポーツといっていいバドミントンを人気スポーツに押し上げたのは間違いなくオグシオ。ペア解消宣言後も、所属する三洋電機の試合のチケットは売り切れになったほどだ。経済効果は200億円といわれた時期もあった。潮田自身も、そのあたりは分かっているはずだが…。スポーツ紙デスクが言う。
「バドミントンのことは話せても、ほかはまったくといっていいほど話せない。トークにならない。ただ立っているだけならいいんですけど、テレビ局がそれで納得するはずがない。トークべたで有名だったビーチバレーの、あの浅尾美和だってバラエティー番組に出ているのに、それすらないのも話ができないからです」
ここにきて潮田のタレントとしての価値は下がるばかり。あの美貌とプロポーションを、せめてCMだけでも見たいものだが…。
「オグシオのセットだから価値があった。潮田ひとりなら、2000万円にもならないかもしれない」(前出・広告代理店関係者)
潮時ならぬ売り時を失してしまったのか。
きょう発売の「週刊アサヒ芸能」では、潮田がオグシオ解散を後悔していると伝えている。バドミントン協会の関係者に「(コンビを)解散しなきゃよかった」と漏らしたことがあったというのだ。先のスポーツ紙デスクの話。
「バドミントンからキャスターになって成功した陣内貴美子みたいになれると思ったんでしょう。選手としての実績もはるかに上で、人気もある。ニコッとしているだけでいいと、高をくくっていたふしもある。ところが、具体的に仕事として話を聞くと、そうはいかないことに気づいた。そのあたりが決断をためらわせた理由でしょう」
浅尾美和はファッションモデルとしてもデビュー。マラソンの高橋尚子は市民ランナーのひとりとして沿道に笑顔を振りまくだけではなく、マラソン中継の解説者、テレビタレントとして登場している。潮田は浅尾を選ぶのか、それとも高橋にならうのか。
「どちらも、ない。ずばり現役続行、できれば小椋とのペア復活で2012年のロンドン五輪を目指す可能性が高い。ふたりとも25歳。ロンドンは選手としてピークになっておかしくないからです」(前出・デスク)
それには高いハードルが待ちかまえている。所属の三洋電機がコンビ再結成させるつもりがないからだが、協会は違う。
「オグシオなら商売になると分かっているのが協会。潮田がその気になって、小椋が『いいですよ』と言えば、ナショナルチームで出場させるぶんには、三洋電機も文句はいえない。ロンドンでもう一度の可能性は十分すぎるほど、あり得ます」(同)
潮田のキャスター転身は、ロンドン後か。