ゆたぼんは昨年8月、自身のYouTubeチャンネルに「学校に行かなくなりました。家でYouTubeアップしたり、全然不幸と思いませんでした。むしろ楽しかったです」と投稿。地元沖縄の新聞に取り上げられたことで、一気に話題になったが、その後、不登校の是非についてメディアを巻き込む大論争となっていた。
ゆたぼんは同番組にVTR出演すると、学校へ行かない選択をした理由について「(算数は)電卓で調べたらええだけやし、漢字はググったらえーだけやろ。書くことだけが勉強じゃないから」とコメント。気になることや分からないことはスマホやパソコンで調べ、行きたいときにだけ学校へ行くという考えを示した。
ネット上では、
《本人が自分で決めてるんならいいんじゃないの。他人が干渉することではない》
《結局、自分の人生だからね。好きにすればいいと思うよ》
《ゆたぼんの決断。ある意味すごい》
など、賛同する声が上がったが、一方でほとんどの人からは、
《ネットを活用するにも基礎知識は必須。大丈夫か?》
《完全に親の責任な。親が生きているうちはいいけど、責任取れるのか?》
《児童虐待以外の何ものでもないだろ。親が悪い》
《ただただ哀れで見てられませんわ。後々、自分の人生がキツイと思いますが…》
など、ゆたぼんの今後を心配する声が殺到している。
「学校に行かないという考え方もあるとは思いますが、基礎的な知識もないまま、安易にネットで検索し、物事を分かったように感じるのはどうなんでしょうか。そもそも、書き込まれていることが本当に正しいのかを判断することも難しいでしょうね。多様性が認められる時代ですが、学校に行かないにしても、自宅で学習するなどして基礎学力は身に付けておくべきだと思います」(教育ジャーナリスト)
番組にゲスト出演したゆたぼんの父親で心理カウンセラーの中村幸也さんは「本人がやりたくないことは手が付かないし、知識としても身に付かないので、勉強しろということは言わない。学校に行っていてもニートになる可能性はあると思うし、後で後悔するのも人生。過去には戻れないんだから、今できることを今やれば良いんじゃないかと思う」と、自身の考え方を述べたが、この発言にも「子どもに対して無責任過ぎる!」などと非難の声が上がっている。
ゆたぼん一家の教育方針に他人が口を挟むべきことではないだろうが、番組を見た視聴者の多くが“もやもや”とした感情が湧き上がってきたことだけは確かだろう。