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AR共和国杯 メイショウカチドキが復活ムード

 9日(日)の東京メーン「第46回AR共和国杯」(JpnII、芝2500メートル)の最終追い切りが今朝(5日)、美浦、栗東の東西両トレセンで行われた。なかでも、動きが目を引いたのは未完の大器メイショウカチドキだ。2004〜07年にかけ、脚部不安で約3年のブランクを余儀なくされたが、不屈の闘志で昨暮れに復帰。実戦を使いつつようやく復調してきた。雌伏の時を経て、“勝どき”をあげるか。

 8歳馬ながら、その数少ないキャリア(15戦)が長いブランクを物語る。競走馬として丸3年もレースから遠ざかっていたメイショウカチドキが、京都大賞典で4着に善戦。復帰後、初めての掲示板を確保した。
 「これだけ長い間、休んでいると普通、ここまで体調は戻らない。時間はかかったけど、前走は本当によく頑張ってくれた」。庄野調教師はこれまでの苦労に報いた愛馬の激闘をしみじみと振り返った。
 しかも、その前走は4角で前がジャマになり、馬群をさばくのに手間取るロスがあった。それでいて、ラスト3Fはメンバー最速の33秒9。まともなら勝ち負けしていてもおかしくはなかった。
 中間も至極順調だ。レース直後はプール調教が取り入れられているが、これは念には念を入れてのもの。「脚元で気になるところはひとつもないよ」とトレーナーに不安の色はまったくない。前走後は10月23日に坂路で初時計をマークしたのを皮切りに、すでに4本の追い切りを消化した。臨戦態勢は着々と整いつつある。
 GIシリーズの狭間の重賞とあり、今回はメンバーの層も薄くなった。さらに、広い東京コースと舞台設定も前走に比べて好転した。
 「東京の長い直線なら終いの脚が存分に生かせるし、状態も前走と変わらずいい感じ。実績馬がハンデを背負う分、条件的にも有利さがあるので、ここは一発を狙っていきますよ」
 苦難を乗り越えた8歳馬に49カ月ぶりの勝利が見えてきた。

 【最終追いVTR】浜中騎手を背に、坂路でビッシリ追われた。時計のかかる馬場状態だっただけにラスト1Fは13秒9を要したが、動きは実に力強かった。体調は引き続き良さそうだ。

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