今回放送されたのは、昨年12月に同番組内で検証された「相撲 合計体重が一緒なら人数多い方が有利説」の続編である「合計170kg相撲第2弾」という企画。体重170kgを誇る元大関・把瑠都と、合計体重170kg以内で編成されたチームが相撲で対戦するという内容であった。
企画内では8チームと対戦した把瑠都だが、今回視聴者からの注目を集めたのが第4試合の“チーム愛媛プロレス”戦。愛媛県のご当地プロレス「愛媛プロレス」から男子レスラー「牛神ウシオニ・キング」と女子レスラー「キューティエリー」の2名が、対戦相手として土俵上で把瑠都と相撲をとった場面だ。
“土俵上での女人禁制”という角界の伝統が各所で盛んに議論されている中での今回の一幕。これを受け、ネット上には「普通に女性を土俵に上げてる」「この番組攻めてるな」といった視聴者の声が挙がっている。角界の土俵とバラエティの土俵では話も違ってくるのだろうが、それでも本企画の内容には少々驚かされた人も多かったようだ。
昨今様々な事例が物議を醸している女人禁制。こうした騒動を踏まえ、今月28日には日本相撲協会で“土俵と女性”をテーマとした臨時理事会が開かれるのだが、それでもなお伝統に疑問を呈する声は根強い。
実際、今回土俵に上がったキューティエリーにも思うところはあったようで、番組放送前の18日には自身のツイッターで「来週の放送、皆さまに見ていただきたいような。見ないで頂きたいような」と一抹の不安が伺えるツイートを投稿している。
ただ、視聴者からは前述の驚きの声以外に「キューティエリーさん素敵だな」「ちょっと愛媛プロレス見てみたいかも」といった好意的な声も挙がっている。こうした様子を見ると、今回出演したキューティエリー、そしてその様子を自主規制せずに放送した番組の“攻めの姿勢”は吉と出たようだ。