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シネマレビュー「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」

 50年代半ば、アメリカ。フランクとエイプリルのウィーラー夫妻は“レボリューショナリー・ロード”と名づけられた新興住宅街のこぎれいな家に住んでいた。ふたりのかわいい子供にも恵まれ、はた目には理想の夫婦に見える。しかし、それぞれの心の奥には、人にはいえない葛藤があった。ある夜、フランクが帰宅すると、出迎えたエイプリルは彼に重大な決意を告げる。「みんなでパリで暮らしましょう」。フランクは軍人時代、パリに駐在したことがあり、街に魅了された。その思いを聞いた彼女も、パリを夢の街と考えるようになっていたのだ…。

 「アメリカン・ビューティー」でアカデミー作品賞を受賞したサム・メンデス監督の新作は、夫婦の崩壊を描いたドラマ。理想が実現しない者の苦悩やいらだちが見事に描かれている。ラストはすごく衝撃的で、一生忘れないであろう。せりふが多すぎるとも感じた。フランク役にレオナルド・ディカプリオ。エイプリル役にケイト・ウィンスレット。大ヒット作「タイタニック」(97)のカップルが再共演している。

1月24日(土)丸の内ピカデリー1他全国ロードショー
配給/パラマウント・ピクチャーズ・ジャパン

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