このところ「笑点」の視聴率は絶好調。5月15日の放送で20.1%を記録し、司会の桂歌丸が引退し、後任として春風亭昇太の就任が発表された同22日が27.1%。昇太の司会デビューの29日は今世紀最高の28.1%を記録。6月に入っても好調を維持し、5日が22.8%、大喜利メンバーの三遊亭円楽が「フライデー」(講談社)に“ラブホ不倫”を報じられ10日に釈明会見を開いた直後の12日の放送は23.1%、19日は24.1%と、6週連続で20%超えを記録。26日の放送は19.4%だった。
3日の放送は、円楽の不倫問題発覚後、初収録の模様を放送。大喜利の冒頭で昇太が「山田さん! 円楽師匠の(座布団)みんな持って行っちゃって」と、この日までに重ねてきた6枚の座布団を全部没収。自身の自己紹介では「これ以上、何も申すことはございません」とすっかり意気消沈気味で、ほかの共演者からもいじられまくり、「座布団と言うより、針のむしろだよ」と自虐ネタで盛り上げた。
しかし、これ以上、“不倫ネタ”を笑って済ませるわけにはいかないようだ。
「不倫謝罪会見にもかかわらず、円楽は謎かけで笑わせるなど、絶妙のトーク力で切り抜け、各方面から絶賛された。ところが、『不倫してるのに称えられるってどういうことなの』、『やっぱりふざけすぎじゃないか』などと、苦情の電話が日テレに入るようになり、そのうち、『笑点』のスポンサー企業にもクレームが入り出した。そこで、日テレは、不倫問題発覚後の初収録でネタにするかどうか慎重に制作サイドと話し合いを重ねたが、結局ネタに。放送しなければしなかったで、そのうち週刊誌などにたたかれることになるため、放送することを決断したが、4日以降、各方面にクレームが入ることになりそう」(テレビ関係者)
“不倫ネタ”いじりもほどほどにした方が、お後がよろしいようで。