新日本プロレス
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スポーツ 2020年02月27日 10時50分
新日本プロレス11大会の開催中止を発表、内藤対ヒロムは“幻”に…
新日本プロレスは26日夜、同日に発表された、新型コロナウイルス感染拡大による政府からのイベント中止・延期要請並びに、ここ数日の状況を鑑み、また、ウイルスの感染拡大の収束に向けた判断として、3月15日までに予定されていた11大会を中止すると発表した。26日の沖縄・沖縄県立武道館大会は開催された。中止になる大会は次の通り。『旗揚げ記念シリーズ』3月1日 茨城・リリーアリーナ(水戸市民体育館)3月2日 福島・ビッグパレットふくしま『旗揚げ記念日』3月3日 東京・大田区総合体育館『ニュージャパンカップ2020』3月4日 東京・後楽園ホール3月7日 愛知・愛知県体育館3月8日 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)3月9日 高知・高知県民体育館3月10日 岡山・ジップアリーナ岡山3月12日 東京・後楽園ホール3月13日 東京・後楽園ホール3月14日 千葉・幕張メッセ国際展示場・7ホール 3.3大田区大会で決定していた内藤哲也と高橋ヒロムのIWGP最強対決も流れ、春の最強戦士決定戦『ニュージャパンカップ2020』もトーナメント開催そのものを見直さなければならないだろう。新日本の親会社であるブシロードグループは、木谷高明取締役(新日本プロレスオーナー)が陣頭指揮のもと、在宅勤務や時差通勤を早期に導入。新型コロナウイルス対策を打ち出していた。グループが開催する公演やイベントは中止または延期となり、ブシロードグループの女子プロレス団体スターダムも、3月14日までの大会、イベントを中止とし、3月8日の東京・後楽園ホール大会は無観客試合での開催を発表したことで話題になった。 今回の新日本の発表を受けて、木谷高明オーナーは自身のツイッターを更新し、「新日本プロレスに関してはなるべく口を出さないてきたが」と前置きをした上で、「ファンの立場としても言うが日本全国のライブ、スポーツが中止になる中、ワールドと言うプラットフォームを持つ新日本プロレスが3月3日の創立記念日に無観客試合をやり、全国のファンに勇気と希望を与えるべきではないのか?巌流島を思い出せ!」「誤解されては困りますが何も試合だけに拘っている訳では有りません。折角の創立記念日、ワールドで過去の名勝負を見せ解説したり、戦うはずだった選手をゲストに呼んだ番組をやったりする事も出来ます。他のスポーツ等が発表した後にしれっと中止だけ発表するのでは余りにも工夫が無い。残念です」と今回の決定に対して自論を展開。最後は「私の各種働き掛けも足らなかったと反省しています」「無観客に対する反対意見が多くて驚いています。でも石を投げたから波紋(お客様の反応)が起きました。お騒がせして申し訳有りませんでした」と綴っている。 新日本は3月15日以降も、3月20日、21日に新潟・アオーレ長岡大会2連戦、3月31日には東京・両国国技館大会とビッグマッチを控えているが、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えない限りは、こちらも流動的と言わざるを得ないだろう。日本プロレス業界最大手の決断は、他団体にも大きな影響を与えそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月26日 11時00分
新日本、今年のニュージャパンカップは1回戦から好カード連発!
新日本プロレスは25日、3月4日に東京・後楽園ホールで開幕する春の最強戦士決定戦『ニュージャパンカップ2020』(NJC)のトーナメントを発表した。今年は32選手が出場し、3月21日の新潟・アオーレ長岡大会で優勝決定戦を行う。優勝した選手には、3月31日に東京・両国国技館大会で、内藤哲也が保持しているIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネタル両王座への挑戦権が与えられる。組み合わせは次の通り。▼3.4東京・後楽園ホール Aブロック真壁刀義 対 ジェフ・コブ石井智宏 対 トーア・ヘナーレ矢野通 対 チェーズ・オーエンズコルト・カバナ 対 バッドラック・ファレ▼3.7愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ) Bブロックオカダ・カズチカ 対 ジェイ・ホワイト永田裕志 対 鈴木みのるジュース・ロビンソン 対 アレックス・コグリンデビッド・フィンレー 対 タンガ・ロア▼3.8 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館) Cブロック棚橋弘至 対 タイチ飯伏幸太 対 ザック・セイバーJr.マイキー・ニコルス 対 SANADAウィル・オスプレイ 対 鷹木信悟▼3.9 高知・高知県民体育館 Dブロック天山広吉 対 YOSHI-HASHIカール・フレドリックス 対 KENTA小島聡 対 EVIL後藤洋央紀 対 高橋裕二郎▼3.10 岡山・ジップアリーナ岡山2回戦2試合 Aブロック▼3.12東京・後楽園ホール2回戦2試合 Bブロック▼3.13東京・後楽園ホール2回戦2試合 Cブロック▼3.14 千葉・幕張メッセ国際展示場・7ホール2回戦2試合 Dブロック▼3.16 富山・高岡テクノドーム3回戦1試合 Aブロック▼3.17 埼玉・熊谷市立市民体育館3回戦1試合 Bブロック▼3.18 静岡・ツインメッセ静岡 北館3回戦2試合 Cブロック、Dブロック▼3.20新潟・アオーレ長岡準決勝2試合(Aブロックの勝者 対 Bブロックの勝者、Cブロックの勝者 対 Dブロックの勝者)▼3.21新潟・アオーレ長岡優勝決定戦 注目は3.7愛知大会と3.8尼崎大会だろう。3.7愛知大会では、1.5東京ドーム大会で対戦する可能性があったオカダとジェイによる因縁対決が実現。2人とも1日でも早い“復権”を目指しているだけに、負けたら脱落のトーナメントを1回戦で消えるわけにはいかない。また、こちらもしばらく休戦していたものの因縁深い永田とみのるが久々にシングル対決。かつては東京ドーム大会の目玉カードだった黄金カードがNJCの舞台で蘇る。ジュースとフィンレーはお互いが勝ち進めばパートナー対決が実現するが…。そして、3.8尼崎大会ではIWGPタッグ王座を奪取したばかりの棚橋&飯伏を襲ったタイチ&ザックがそれぞれ同ブロックに。棚橋はタイチと、飯伏はザックと1回戦で対戦する。棚橋はタイチがヘビー級転向後1発目の試合を2年前のNJCで対戦しているが、棚橋が一蹴している。しかし、今年に入ってからタイチはオカダと大激戦を演じるなど、棚橋を視界に捉える位置まで来ている。タイチはここで勝ってタッグ王座の挑戦権をもぎ取りたいところ。尼崎大会は他にもヘビー級に転向したブリティッシュヘビー級王者のオスプレイと、NEVER無差別級王者の鷹木のシングルも実現。昨年のスーパーJr.の決勝カードが、ヘビー級という舞台を変えてライバル関係が再燃する。3.9高知大会では、中西学引退ロードでEVILから直接フォールを奪った小島が、EVILとのシングル対決で第三世代の意地を見せる。 1回戦から潰し合い必至の今年のNJC。果たして、内藤の前に対峙するのは誰だ?(どら増田)
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スポーツ 2020年02月25日 11時00分
棚橋弘至&飯伏幸太がIWGPタッグ王座“一発獲り”で早速包囲網
21日に行われた新日本プロレス東京・後楽園ホール大会で、棚橋弘至&飯伏幸太が、タマ・トンガ&タンガ・ロアのG.o.Dが保持するIWGPタッグ王座に初挑戦した。 1月の東京ドーム大会終了後、シングルのタイトル戦線から一時的に離れてしまった棚橋と飯伏にとって、“新たなテーマ”を何処に向けていくのか注目されていたが、ドーム大会翌日の大田区総合体育館大会で、2人は当時IWGPタッグチャンピオンチームだったジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーとチームを結成し、G.o.D率いるバレットクラブと対戦。試合後、棚橋が「飯伏とはタッグも面白い」とコメントし、飯伏も「(プロレスを広める)方法は一つじゃない」と語り、シングルだけではなくタッグにも興味を示したことが始まりとなっている。 先シリーズのアメリカツアーでは、飯伏が病気のため欠場したものの、棚橋は挑戦に向けた“種まき”をし続けた。このツアーでは、G.o.Dがジュース組からIWGPタッグ王座を取り戻し、9日の大阪・大阪城ホール大会では、リターンマッチを主張するジュース&フィンレーとともに、棚橋と復帰を果たした飯伏もチャンピオンチームを挑発。新日本はまず棚橋&飯伏に挑戦権を与えた。 新日本本隊の日本人タッグチームで最後に同王座を巻いたのは、2017年3月の天山広吉&小島聡が最後。G.o.Dは天山&小島と並ぶ6回戴冠という同王座最多戴冠記録を更新中。IWGPタッグ王座の顔になりつつある。シングルでの実績は十分な棚橋&飯伏だが、タッグとなると違って来る。棚橋は真壁刀義や柴田勝頼、オカダ・カズチカらライバルたちとこれまでドリームタッグを結成してきたが、戦績には恵まれていない。しかし、飯伏の棚橋を慕う気持ちが、タッグとして必要な阿吽の呼吸に繋がり、G.o.Dのラフ&パワー、そして連携に苦しみながらも、2人は声を掛け合いながらこれを凌ぎ、飯伏がタマにカミゴェを見舞うと、場外のタンガとマネージャーの邪道をプランチャで排除。その隙に棚橋がハイフライフローを決めてカウント3。棚橋&飯伏が見事、一発獲りに成功している。 約15年ぶりに同王座を戴冠した棚橋は「飯伏!やっと本隊にベルトが戻って来たな」と、しばらく無冠状態だった新日本本隊にベルトをもたらせたことを喜ぶと、「俺たちは永遠に防衛するから!」と生涯防衛宣言。最後に「愛してまーす!」で締めようとしたところ、背後から鈴木軍のタイチとこの後楽園ホール4連戦では試合が組まれていないザック・セイバーJr.が2人を襲撃。次期挑戦者に名乗り上げた。棚橋&飯伏がこのベルトを巻いたことで、外国人選手のイメージが強かったIWGPタッグ王座戦線が新展開に突入する可能性は極めて高い。そのためにも、棚橋&飯伏には長期政権を期待したいところだが、いきなり曲者を相手にすることになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月24日 22時30分
新日本『旗揚げ記念日』内藤哲也と高橋ヒロムの師弟対決が実現!
新日本プロレスは3月3日に旗揚げの地である東京・大田区総合体育館で『旗揚げ記念日』を開催する。例年は旗揚げ記念日である3日6日に開催されてきたが、今年は3日前倒して行われることになった。 「防衛したらあの男の名前を出しますよ」 9日の大阪・大阪城ホール大会で行われたKENTAとのIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルのダブル選手権試合を前に、「あの男」の存在をチラつかせていた内藤哲也。内藤は大流血の中、KENTAとの死闘を制すと、「あの男」こと高橋ヒロムをリングに呼び込んだ。内藤とヒロムはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの同志であり、ヒロムはIWGPジュニアヘビー級チャンピオン。内藤が2本のベルトをリング上に並べると、ヒロムもジュニアのベルトをその横に並べた。棚橋弘至対プリンス・デヴィット、オカダ・カズチカ対ウィル・オスプレイなど、旗揚げ記念日ではヘビー級とジュニアヘビー級の同門チャンピオン対決が行われてきた歴史がある。 対戦を迫った内藤に対して、ヒロムは練習生時代、内藤に声を掛けてもらったことや、海外遠征前に「お前が帰ってきたら師弟対決やろうぜ」と言ってくれたエピソードを明かした上で、「やるに決まってるじゃないですか」と対戦を受諾。両者はこれがシングル初対決となる。ヒロムは「IWGPヘビー級王者に勝てるIWGPジュニアヘビー級王者」を目指しており、ヒロムが欠場中にヘビー級選手を相手に白星を積み重ねていたオスプレイを高く評価していた。 「勝ったら挑戦権利証をください」 ノンタイトルマッチとして対戦カードが正式に決定した際、菅林直樹会長にこのような直訴をしたヒロムは、このチャンスを全力で掴みに行く考えだ。内藤は「彼が欲しいのはIWGPヘビー級だけかもしれないですけど、彼が『ベルトを欲しい』と言うのであれば、僕はタイトルマッチでもいいなと。昨日のリング上のやり取りが終わった後、『これはもしかしたらノンタイトルじゃなく、タイトルマッチになるのかな』なんて思ったんですけどね。タイトルマッチじゃないことは少し残念ではありますが、シングルマッチで闘えることには変わりないので、正式にはタイトルが懸かってないですが、僕はタイトルマッチのつもりでいきます。もし負けたら彼に2本のベルトを渡しますよ」とタイトル戦と変わらぬ気持ちで闘うことを明らかにしている。 内藤が育てた高橋広夢は、高橋ヒロムというモンスターに成長し、内藤の前に対峙する。名勝負になるのは間違いない。チケットは既に完売。最高の舞台で師弟対決を堪能したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月21日 17時50分
「これがプロレスだ!」新日本、鷹木信悟とSHO&YOHが防衛!
新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD』▽20日 東京・後楽園ホール 観衆1,353人 新日本プロレス後楽園大会4連戦の2日目が20日、同所で開催された。この日は、メインイベントでNEVER無差別級選手権試合、セミファイナルでIWGPジュニアタッグ選手権試合と、最近の新日本が後楽園で2大タイトルマッチを行うのは異例なことである。 まず、第4試合で行われた中西学のファイナル後楽園ホールIIでは、前日に鈴木軍を破った中西率いる第3世代の勢いが止まらず。この日は、中西の好アシストから、小島聡がEVILにラリアットをズバリと決めてカウント3。なんと、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンからも勝利を収め、第3世代の健在ぶりを猛アピール。小島はEVILを挑発していることから、両者のシングルマッチが組まれる機運が一気に高まった。第5試合では、21日に行われるIWGPタッグチャンピオンチームのG.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)と、挑戦する棚橋弘至&飯伏幸太が、最後の前哨戦として、8人タッグマッチで激突。タマがジュース・ロビンソンにベルトで殴打し、ロアがフォール勝ち。試合後も棚橋&飯伏をベルトでKO。棚橋&飯伏にとってはタイトル奪還に暗雲が立ちこめた。 セミファイナルでは、IWGPジュニアタッグチャンピオンチーム、ロッポンギ3K(SHO&YOH)が、田口隆祐&ロッキー・ロメロの監督タッグの挑戦を受けた。ロッキーはロッポンギ3Kの創設者であり、2人にとってはマネージャー的な存在だったが、田口が「ユー・アー・プレイヤー!」と口説いたことで今回の一戦が実現した。ロッキーは「ショー!シバクゾコノヤロー!」とSHOを挑発。ロッポンギ3Kの手の内は全て知っているだけに、ロッポンギ3Kにとってはやり難い相手となり、かなり苦しめられたが、試合は26分を超える好勝負に。ファンから粘るロッキーに声援が送られていたが、最後は連携技ストロングXが決まり、SHOがロッキーから3カウント。ロッポンギ3Kが防衛に成功すると、最後はノーサイド。また見てみたい試合である。 メインイベントでは、すっかりヘビー級の風格が出てきたNEVER無差別級王者の鷹木信悟に、“Mr.NEVER”石井智宏が挑戦。石井からすれば「俺に勝ってからチャンピオンを名乗れ」といったところだろうか。この試合のテーマは、ヘビー級に転向したどんなレスラーもぶつかってきた石井の堅すぎる壁に、鷹木がどこまで対応出来るのかだった。しかし、心配する方が野暮だったということが、試合が始まってすぐに気づく。石井の激しい打撃に対して鷹木は怯む場面もあったが、しっかりと応戦していった。やはり鷹木のパワーは尋常じゃない。ヘビー級に転向しさらに進化を続けているのだ。最後は鷹木式GTR。そして後頭部へのラリアットからパンピングボンバーを決めるも、これをカウント2で返されると、最後の力を振り絞り、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンが決まってカウント3。乱打戦に終止符が打たれた。27分を超える死闘だった。 試合後、鷹木は「石井の野郎、アイツとことんぶっ飛んでんな。過激すぎだ。全部強烈で、ホント痛いけど、終わってみれば気持ちのいい痛みだな」と試合を振り返ると、「今の魂と魂のぶつかり合い。これがプロレスだ!まだまだこんなもんじゃねえからな。さらに、このベルトの価値を高めてとことん暴れ狂うからな。これからも暴れ龍のごとく駆け上っていくぞ!」と叫んで大会を締めた。ジュニア時代のライバルだったウィル・オスプレイが、ブリティッシュヘビー級王座を獲得したとともにヘビー級転向を宣言しており、「ベルトの価値を高めるためなら誰とでもやる」スタンスの鷹木の周りには、挑戦者候補がたくさんいる。石井という超えるべき壁を乱打戦で越えてみせたことで、ここから鷹木信悟が描いているNEVERロードを見ることが出来るだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月20日 11時40分
長州、武藤、馳、カブキが集結!タイガー服部ラストレフェリー
新日本プロレス『タイガー服部レフェリー引退記念大会』▽19日 東京・後楽園ホール 観衆1,600人(満員) 新日本プロレス後楽園ホール大会4連戦の初戦が19日、『タイガー服部レフェリー引退記念大会』として開催された。 服部レフェリーは、セミファイナルとメインイベントに登場。セミファイナルでは、新日本本隊&CHAOSとバレットクラブの8人タッグを裁き、試合後、服部レフェリーを襲撃しようとした邪道&外道を急所蹴りで一蹴すると、場内は大歓声に包まれ、メインイベントへ。メインではCHAOSのオカダ・カズチカ&石井智宏&後藤洋央紀と、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也&鷹木信悟&SANADAの試合を裁いた。石井とはWJ、新日本と行動をともにした仲。公式試合のラスト3カウントはSANADAが後藤から奪っている。 試合後、ロスインゴ勢とグータッチをすると、オカダがリングに寝て服部レフェリーが3カウントを入れる。棚橋弘至ら本隊とともに、今年1月に引退した獣神サンダー・ライガー氏が放送席からリングインし労うと、ここからがサプライズタイム。一緒にアメリカをサーキットしたザ・グレート・カブキ氏、ジャパンプロレス、新日本、WJで一緒だった馳浩氏、そして長州力氏、さらに武藤敬司まで登場。馳氏と長州氏の古巣・新日本マット登場は久々で、響めきが起こっていた。 話題のツイッターで、服部レフェリーの本名である「正男」と、頻繁につぶやいていた長州氏は「ミスター・トランプ」と言って場内を笑わせ、「正男!長い間お疲れ様でした」とずっと自身と行動をともにしてくれた服部レフェリーを労うと、服部レフェリーは涙を抑えられず。続いて、天龍源一郎氏がビデオメッセージを寄せて、長州氏が全日本プロレスから新日本にUターンする際、亡くなられたジャイアント馬場さんが「残って欲しい」と話していたエピソードを公開。服部レフェリーは「長州を裏切れないよ」とこれを断ったという。最後に引退試合を始め、平成の大一番を裁いたアントニオ猪木氏からもビデオメッセージが寄せられている。 サンキュータイガーコールが送られる中、服部レフェリーは「今日はコロナという不気味なものに負けないで、これだけの人が来られて、本当に感謝しております」と感謝の気持ちを口にした。引退の10カウントゴングの際には、亡くなられた盟友のマサ斎藤さんの写真がビジョンに映し出され、服部レフェリーのプロレス生活にピリオドが打たれた。その後、本隊&CHAOSによる胴上げが5回行われ、レフェリーとしては異例の豪華な引退セレモニーは終了した。 外国人担当として、外国人選手にも愛された服部レフェリー。今後は後輩のレフェリーたちが受け継いで行く。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月17日 22時30分
新日本・中西学、最後は第3世代に囲まれて各ユニットと4連戦!
22日に引退する新日本プロレス中西学の引退ロードが明らかになった。19日から22日まで東京・後楽園ホール大会4連戦で、野人ラストウィークを駆け抜ける。 まず19日は、第3世代として苦楽をともにした天山広吉、小島聡、永田裕志とチームを結成。鈴木みのる、タイチ、金丸義信、エル・デスペラードの鈴木軍と対戦する。中西とみのるの顔合わせが引退間際に実現するのは刺激的だ。 20日は、このメンバーにタイガーマスクを加えて、内藤哲也、EVIL、SANADA、高橋ヒロム、BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのフルメンバーと激突。IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王者、内藤は中西をどういう形で送るのか注視したい。 21日は、再び第3世代のメンバー4選手が、ジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレ、邪道、外道のバレットクラブと対戦。邪道&外道が試合で揃い踏みするのは久々。現在のバレットクラブは悪の限りを尽くしているだけに、中西は最後まで苦しめられるだろう。 そして、22日の引退試合は、中西、天山、小島、永田が、棚橋弘至、飯伏幸太、オカダ・カズチカ、後藤洋央紀の本隊&CHAOSのドリームチームと対戦。中西にとって棚橋は、IWGPヘビー級王座を奪取した忘れられない選手である。あの時、会場だった後楽園ホールは大きな歓声に包まれた。新日本プロレスの長い歴史において、感動シーンの一つとして語るファンも多い。飯伏、オカダ、そして後藤との絡みも期待したい。 いよいよ今週に迫ってきた中西学引退試合。22日のチケットは既に完売している。たくさんのファンに愛された野人は、最後までトップ選手と闘う道を選んだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月10日 17時30分
新日本、今年のG1は大阪2連戦で開幕!2年連続MSG大会開催へ
新日本プロレスは9日、大阪・大阪城ホール大会第3試合終了後、会場のビジョンにて特報を3つ発表した。 まず、今年は秋に開催される新日本プロレス最強戦士決定戦『G1クライマックス30』の関西地区大会日程がアナウンスされた。今年のG1は、開幕から大阪2連戦!9月19日、20日の両日に渡って、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)にて開催される。ここ数年、G1は府立で2連戦を行っているが、開幕となるとブシロード体制になってからは初となる。 さらに、9月27日には兵庫・神戸ワールド記念ホール大会、そして10月10日には再び大阪府立体育会館に再上陸することも発表された。既に、10月16日から18日まで東京・両国国技館3連戦の日程が発表されている、初の秋開催となるG1だが、記念すべき30回大会も約1か月に渡る過酷なツアーになるのは間違いなさそうだ。 また、地上波の放送時期が地域によって異なることから、放送が追いつく(追い越す)などの理由により休止中だったBS朝日『ワールドプロレスリングリターンズ』が、4月より1時間枠で復活することが発表された。この番組は、テレビ朝日系列で全国放送されている『ワールドプロレスリング』(30分枠)に、入場シーンをノーカットにしたり、選手が試合を振り返るコメントを追加収録して再編集するなど好評だった。日本全国同時間で見れることが地方のファンの支持を得ていたのも確かで、先日放送された1.4、1.5東京ドーム大会の特番も反響が大きかったという。今回は昭和の新日本ファンには懐かしい“金曜8時”に放送されるとあって、大阪城に集まったファンからはどよめきが起こっていた。 そして、昨年4月にアメリカROHとの合同興行として初進出したアメリカ・ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)への再進出が決定。オリンピック閉会式とパラリンピック開幕式の狭間となる日本時間8月23日に『WRESTLE DYNASTY』のタイトルで開催される。発表されたロゴにはROHのマークはなく、今回は新日本の単独開催が濃厚だ。 7月の北海道ツアーに続いて、8月のMSG、9月のG1開幕戦が発表されたことで、2020年の新日本プロレスの骨格が見えてきた。さらなる新日本にしか出来ない追加発表を待ちたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月10日 11時27分
新日本、内藤哲也がKENTA相手に2冠初防衛「覚悟伝わった」
新日本プロレス『THE NEW BEGINNING in OSAKA』▽9日 大阪・大阪城ホール 観衆11,411人(札止め) 新日本プロレスは9日、シリーズ最終戦となる今年初の大阪でのビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を大阪・大阪城ホールで開催した。新日本はこれまで、2月の大阪大会は大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で開催してきたが、今年はスケールアップして大阪城ホールに進出した。新日本は6月14日にも同所での開催が決定しており、今年は年2回開催となった。 メインイベントでは、1.5東京ドーム大会で史上初のIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルの2冠王者となった内藤哲也が、その1.5東京ドーム大会のエンディングで内藤を襲撃し、新日本ドーム大会史上最悪のバッドエンドを起こしたKENTAを相手に、“初防衛戦”(厳密にはインターコンチは2度目となる)を行った。タッグマッチによる前哨戦では、KENTAが優位に進めていたが、最後の前哨戦となった6日の東京・後楽園ホール大会では、内藤が勝利を収めている。 試合は、予想通りKENTAがバレットクラブのメンバー全員を引き連れて入場。レッドシューズ海野レフェリーが控室に帰るように促すも、タマ・トンガが海野レフェリーを突き飛ばし、これに激怒した海野レフェリーが強制的に控室に戻した。試合開始のゴングが鳴ると、まるでかつての内藤を見てるかのように、KENTAは「トランキーロ」と内藤を挑発しながら、場外とリング内を行き来して、なかなか組み合わない。5分経過の時点で2人が絡んだのは僅か2回という異例の展開に、場内のフラストレーションが溜まっていく。 ようやく絡んだ2人は、エルボー合戦、場外フェンスに激しく打ち付け合うなど、一進一退の攻防を繰り広げるが、ラフ殺法ではKENTAが上回っていた。KENTAは試合中、観客にも挑発しながら独特の間合いで、時間はあっという間に20分が経過。ペースを掴みたい内藤は立体的な技をKENTAに決めていくが、KENTAは内藤を捕獲すると、GAME OVERで絞り上げスタミナを奪っていく。さらに、KENTAはレフェリーを巻き込んでダウンさせると、ジェイ・ホワイトが乱入。BUSHIが救出に入るも失敗。続いて高橋ヒロムが救出に入り、ジェイを控室に連れ戻し、これを凌いだ内藤だったが、金具が剥き出しになったコーナーに後頭部を掴んで投げられると、額が金具に直撃し大流血のアクシデント。 大阪城ホールでの大流血と言えば、1986年(昭和61年)6月12日に行われた藤波辰巳(現・辰爾)と前田日明(引退)の一戦で、前田がコーナー際で放ったニールキックを浴びた藤波が大流血したことがあったが、平成を経て令和の時代でもこんな場面を大阪城で見ることになるとは思わなかった。しかし、これで内藤の闘志に火がついたのだろう。KENTAの猛攻を跳ね返し、リバース・フランケンシュタイナー、バレンティア、デスティーノと畳み掛けて、35分を超える死闘を制した。大流血の内藤だが、マイクを握ると「KENTA選手!ノートランキーロ!早く帰ってください。焦ったほうがいいですよ」と、ファン相手に何やら話しながらゆっくり帰るKENTAに呼びかけると、「次はいよいよあの男とのシングルマッチかな?出て来い!高橋ヒロム!」と、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの同士であり、IWGPジュニアヘビー級王者のヒロムを呼び込み、かねてからヘビー級選手との対戦を訴えていたヒロムは、内藤との初シングル対決を行うことに同意した。 インタビュースペースに現れた内藤は「ドームであれだけの行動を起こした覚悟は伝わってきた。挑戦者としてどうかとは思いましたよ。でも、思ったことは行動に起こさなきゃ伝わらない。今回KENTA選手を超える選手はいなかったのかもしれない。その辺!他の選手は危機感持った方がいいよ。ああやって世界を経験したレスラーって、やっぱりハングリー精神が旺盛なんでしょ。ちょっとでもチャンスがあれば入ろうとする。そういう姿勢、俺は好きだよ」とKENTAを認める発言をすると、「これから病院直行だから、あとは明日の一夜明け会見で」とその場を去っていった。内藤が話しているように次期挑戦者に相応しい選手が他にいなかったのは事実。ベルトが2冠になったことにより、タイトル戦線の幅が広がった今がチャンスで、そこを狙い撃ちするべく1.5東京ドーム大会のKENTAによる暴挙に繋がったのだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月07日 11時08分
天山広吉「ニシオ君」に捧げるムーンサルトプレス!後楽園大興奮
新日本プロレス『Road to THE NEW BEGINNING』▽6日 東京・後楽園ホール 観衆1,408人 新日本プロレス後楽園ホール3連戦最終日。ドラマは第3試合で起こった。 引退を発表以降、なかなか勝ち星に恵まれない中西学。今シリーズはパートナーの永田裕志がアメリカツアー組に入ったため、同じくパートナーの小島聡がアメリカツアー組となった天山広吉とのチームで、連日「さよならツアー」を国内で行っている。 この日は天山とのタッグで、本間朋晃&トーア・ヘナーレと対戦。昨年からヘナーレが著しい成長を見せてきているだけに、苦戦が予想された。実際、ヘナーレは掟破りのアルゼンチン・バックブリーカーを狙うなど、果敢に攻めていくが、今シリーズの連戦により、中西&天山はタッグチームとして完成されていたのだからさすがである。天山が本間にヘッドドロップを見舞うとすかさず中西が、ジャンピングボディプレスを繰り出す。 野人ダンスラリアットでヘナーレを突き飛ばした中西は、アルゼンチン・バックブリーカーを決める。これはヘナーレがブレーンバスターで切り返したが、本間がダイビングこけしを失敗すると、中西がコーナーに登り、上からドン!すると今度は天山が、ここ一番の試合でしか見せないムーンサルトプレスを決めて、本間からカウント3を奪取。中西に嬉しい勝ち星をプレゼントした。これには、後楽園ホールに集まったファンも大興奮。中西と天山に惜しみない拍手と声援が送られた。 インタビュースペースには、最初に天山が登場し、「ニシオー!ナカニシ!ニシオ君!カマーン!」と笑顔で中西を呼び込むと、中西は「素晴らしい!さすが天山さん!」と大喜び。中西は「永田も小島さんもいなかったけど、4人分の重みがあった」と、第3世代の絆を改めてアピール。「次は俺が取るぞー!」と叫んで控室へ。既に最後の大阪大会(2.9大阪城ホール)を見据えている様子。 中西の引退試合は22日に後楽園ホールで開催されるが、対戦カードは今シリーズ終了後にも発表される見込みだ。(どら増田)
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新日本アメリカツアー、G.o.DがIWGPタッグ王座戴冠で棚橋&飯伏出陣か?
2020年02月04日 11時00分
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2020年02月03日 22時30分
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オカダ・カズチカ「アントニオ猪木!」激闘後、創業者の名を叫ぶ
2020年02月03日 11時00分
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2020年01月28日 11時35分
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飯伏幸太、インフルエンザで新日本アメリカ遠征を欠場へ
2020年01月24日 11時35分
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スポーツ
中西学が“最後の”全日本プロレス参戦!秋山&西村&吉江とタッグ
2020年01月22日 11時05分
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スポーツ
新日本&CMLLファンタスティカマニア今年も大盛況!タイガー対決実現
2020年01月21日 17時30分
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スポーツ
ジュリアと朱里が電撃合体!木村花に「あんたが嫌がることやる」
2020年01月20日 22時30分
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スポーツ
新日本、小島聡メキシコ王座に一歩届かず…王者に「尊敬しかない」
2020年01月20日 17時30分
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スポーツ
「アリーヴェデルチ」スターダム、ジュリアはレインメーカーになれるか?
2020年01月15日 22時30分
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スポーツ
新日本プロレス小島聡、“謙虚な気持ち”でメキシコのタイトルに挑戦
2020年01月15日 17時30分
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スポーツ
新日本、次期シリーズは日米同時開催!棚橋&飯伏らアメリカへ
2020年01月14日 17時30分
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スポーツ
新日本が年間日程を発表!G1は初の秋開催、夏は新企画検討中か?
2020年01月12日 06時30分
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スポーツ
新日本初!2月の大阪城決戦、内藤哲也がKENTAと2冠戦で制裁へ
2020年01月09日 22時30分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分