新日本プロレス
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スポーツ 2020年01月20日 22時30分
ジュリアと朱里が電撃合体!木村花に「あんたが嫌がることやる」
スターダム『スターダム9周年記念日』▽19日 東京・後楽園ホール 観衆1,602人(札止め) スターダムの木村花率いるTCSに「ユニットで対戦しよう」と挑発し、新ユニット結成を匂わせたジュリア。両者は昨年12.24後楽園ホール大会での死闘を経て、新日本プロレス1.4東京ドーム大会の第0試合でタッグを結成したが、誤爆がキッカケとなり花が岩谷に3カウントを奪われたことから、試合後に「やっぱ闘った方がいい」と再び因縁を深めていた。 DEATH山さん。とレイラ・ハーシュを率いて先に入場した花に対して、まずジュリアが入場し、TAKAみちのくが代表を務めるJUST TAP OUTの舞華が入場。そして最後にフリーとして多団体のリングに上がっている朱里が現れると場内からどよめきが… 試合はDEATH山が序盤、ペースをうまく乱していくが、花とジュリアはこの日もバチバチモード。ここに朱里が加わったのだから激しくならないわけがない。最後は朱里と舞華のコンビネーションキックから、ジュリアがレイラにニーリフトからグロリアスドライバーを決めて3カウント。ジュリア率いる新ユニットが初陣を飾っている。 試合後、マイクを握ったジュリアは「ジュリアのことが、好きで好きでたまらない木村花。きょうはアンタが嫌いなハーフをもうひとり連れてきちゃったの。おわかり?アンタの嫌がること、もっともっとやってやるから!」と花を挑発。花は「私のボディガードに勝ったくらいで調子に乗ってんじゃねーよ!ブス!」と言い返すと「私にはお前と違って守るべきものがある。こんな道端に落ちてるような3姉妹に構ってる暇はねえんだよ。せいぜいトリオで頑張ってください!アリベデルチ!」と逆に挑発し、バックステージでもノーコメントで引き揚げた。 インタビュースペースに現れたジュリア、朱里、舞華の3人。ジュリアはユニット名を「ドンナ・デル・モンド」と明らかにすると、意味について「イタリア語で“世界の女たち”という意味なんですが、ここにはいろんな意味が詰まっています。今日は言い切れないので、ちょっとずつ出していきたいと思います」と説明した。 朱里は「スターダムのリングに上がりたいとずっと思っていたので、ビッグチャンスだと思ってます。ジュリア、スゲエ面白いなと思ってジュリアの方につかせてもらいました。今後、メチャクチャ楽しみなので、スターダムをかき乱していくと思うので注目してほしいです」とコメント。 舞華は「私は強さを追い求めてジュリアさんのところに来ました。ジュリアさんについていけば強くなれると思ったので。今回、初めてのスターダムでしたけど、ベルトを取れるメンバーだと思っているので、着実に強くなりながらもベルトを取っていきたいと思っています」と語った。まずは6人タッグのベルト、アーティスト・オブ・スターダム王座に照準を絞るようだ。 ジュリアは「中身の濃いメンバー」がいれば今後もメンバーを増やしていく意向だが、「なれ合いはしたくない」と断言。朱里も「いつでも食っていく」と、同志であっても闘うときは遠慮なく闘うスタンスで、ドンナ・デル・モンドとして活動するとのこと。 「東京ドームで試合をしたのは大きかった」 この日、超満員札止めになった後楽園大会の会場を見渡し、ジュリアは改めてドームで得たキャリアの大きさに気付いたという。ドンナ・デル・モンドはスターダムのナンバーワンユニットになるか?(どら増田)
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スポーツ 2020年01月20日 17時30分
新日本、小島聡メキシコ王座に一歩届かず…王者に「尊敬しかない」
新日本プロレス『CMLLファンタスティカマニア2020』▽19日 東京・後楽園ホール 観衆1,601人(札止め) 新日本プロレスとメキシコの老舗団体CMLLによる合同シリーズ『CMLLファンタスティカマニア2020』東京・後楽園ホール大会4連戦(中1日含む)の3日目が19日夜、同所で開催された。 この日は、毎年このシリーズで行われている日本とメキシコの架け橋となった元・新日本所属のプロレスラー、故・ブラック・キャットさんのメモリアルマッチがメインで行われるなど、ルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)ファンには堪らない全7試合がラインナップ。大挙として来日したルチャドール(メキシコのプロレスラー)たちの熱戦の数々に、大きな声援が第1試合から送られていた。 セミファイナルでは、今シリーズ開幕戦からメインイベントで抗争を展開してきたCMLL世界ヘビー級王者、ウルティモ・ゲレーロに、第3世代の小島聡が挑戦。今シリーズの小島は久々のチャンスに燃えていた。中西学は2月22日の後楽園大会で引退してしまうが、第3世代の選手たちは常に「チャンスが来たらいつでも行く準備がある」という気持ちを持ってトレーニングに励んでいる。今シリーズの小島はそれを証明するかのように、まだまだメイン戦線でも闘えることを証明したのではないだろうか。 17日の後楽園大会で行われた前哨戦では、必殺のラリアットをゲレーロに決めて3カウントを奪取。日本人初の同王座獲得に向けて大きく前進。この日、会場に集まったファンの小島に対する期待感は凄まじいものがあった。東京ドーム大会で第0試合に出場した選手とは思えない、小島のパンプアップされた体からは並々ならぬ気迫とオーラに満ち溢れていた。しかし、ゲレーロも“丸腰”でメキシコに帰るわけにはいかない。17日の敗戦がゲレーロにとってよほど悔しかったのだろう。小島が雪崩式パワーボムをフランケンシュタイナーで切り返すなど、ミラクルな技を見せる中、最後はラリアットをかわしたゲレーロが、ジャンピングパワーボムから、ゲレーロスペシャルで、防衛に成功した。 小島は「CMLLのタイトル奪取、なりませんでした。強かったな、ゲレーロ。本当に凄い選手。ほぼ同い年で、あの肉体とあの動き。尊敬しかない」と、ゲレーロへリスペクトの気持ちを述べると、「残念だけど、生きてればまたチャンスはある、きっと」と、次なるチャンスに向けてまた準備を進めていく気持ちを明らかにしている。 小島とゲレーロは手が合うだけに、ここで終わらせるのは勿体ない。CMLLのマットでも実現してもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月15日 22時30分
「アリーヴェデルチ」スターダム、ジュリアはレインメーカーになれるか?
「アリーヴェデルチ!またなっ」 これは昨年アイスリボンを退団し、スターダムに電撃入団を果たした女子プロレスラー、ジュリアの決め台詞。「アリーヴェデルチ」はイタリア語で「さよなら」という意味がある。新日本プロレスの内藤哲也が使っている「トランキーロ!あっせんなよ!」と通ずるものがあると言っていい。 4日に行われた新日本の東京ドーム大会で、第0試合(3戦あった)の第1試合だったが、ジュリアは東京ドームのリングに堂々と試合をする選手として上がっていた。スターダムが提供したカードは、岩谷麻優&星輝ありさの2大王者コンビに、スターダムでは壮絶な喧嘩マッチを繰り広げた木村花&ジュリアのカード。スターダムマットでも実現しないドリームマッチだった。こういうカードをさらっと提供してしまうのが、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーの素晴らしいところだ。 「もっとアウェーな感じだと思ってたんですけど」 岩谷は新日本のリングに上がることを恐れていたようだが、このカードが決定した際に起こった「アレルギー反応」はほんの一部であったことが、入場と同時に判明する。試合が始まる16時には既にスタンドがギッシリと埋まっており、4選手がコールされると大歓声が飛んだ。最初は堅さも見られた選手たちの動きも普段通りになっていき、女子選手が繰り出す美しい技の数々にどよめきが起こっていた。最後は誤爆から、花を岩谷がムーンサルトプレスで華やかに3カウント。新日本マットでのスターダム提供試合の初陣は成功に終わった。グループ会社なのだから、ビッグマッチに女子の試合がひとつ入るのは悪くない。 このドーム大会に出場したかった選手は他にもたくさんいたはずだが、一番の新入りであるジュリアが参戦したのは、ジェラシーを生むには最高の形となったのではないだろうか。 試合後、花と揉めたジュリアだったが、花が会見上から去ると「自分は、絶対にかなわないだろうなと、大きな大きな“東京ドームで試合をする”という夢を口にしていました。絶対にかなわないだろうと思って。それがこうやって実現できたこと、ジュリアを選んでもらえたってことは、当たり前じゃねーし、それは分かってます。だからこそ、女子プロレス、引っ張っていくので、未来の女子プロレスはジュリアにお任せください。アリーヴェデルチ!またな!」と、移籍してから初めて“素”を見せる一幕があった。 ブシロードが新日本を買収したとき、新体制の象徴として棚橋弘至の対角線に立ち、一緒に引っ張ってきたのがオカダ・カズチカなら、同じくブシロードが買収したスターダム新体制の象徴になり得るのがジュリアである。それだけの雰囲気を持っているだけに、女子版のレインメーカーになれるのか?ジュリアの活躍に期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月15日 17時30分
新日本プロレス小島聡、“謙虚な気持ち”でメキシコのタイトルに挑戦
新日本プロレスは10日から、毎年恒例のメキシコCMLLとの合同シリーズ『ファンタスティカマニア2020』を開催している。IWGP2冠王者の内藤哲也、IWGPジャニアヘビー級王者の高橋ヒロム、エースの棚橋弘至ら日本人選手が参戦する中、今シリーズ、日本人選手の“柱”として連日メイン戦線で闘っているのが、“第3世代”の小島聡だ。 「メキシコの超メジャー団体・CMLLの歴史からすれば、ルチャ未経験の私なんかが出場できるだけで奇跡かも。でも、日本のプロレス団体で28年やってきたモノをさらけ出して、何とかチャンピオンにまで到達したい」 小島は10日の大阪・大阪府立体育会館・第2競技場大会を終えると、こんなコメントを発信した。19日の東京・後楽園ホール大会では、ウルティモ・ゲレーロが保持するCMLL世界ヘビー級王座に挑戦することが決まっているだけに、小島は気合い十分。ただ、決して謙虚さを忘れないのが小島らしい。同王座を日本人選手が獲得したことはないので、もし小島が戴冠すれば日本人初の快挙となる。 新日本はかつてメキシコのUWAと提携していた時代に、アントニオ猪木、藤波辰巳(現・辰爾)、長州力がヘビー級のタイトルを獲得しているが、日本のヘビー級選手がメキシコのシングル王座を獲得するハードルは高い。しかし、小島がベルトを持って2017年に1か月過ごしたメキシコに再上陸するという新たな目標が出来るのはとてもいいことだ。 「私以外のルチャドールのレベルが高すぎて、焦る。日本で学んだ私のプロレスが、相手にどれだけのダメージを与えてるのか分からない。ルチャ特有の空気に飲まれないようにしなくては…」 13日の愛知・名古屋国際会議場・イベントホール大会まで、ゲレーロとの前哨戦は2勝2敗のイーブン。あとは16日から東京・後楽園ホール4連戦(中1日挟む)を残すのみ。小島は後楽園3日目に王座に挑戦するが、これまでIWGPヘビー級、三冠ヘビー級などなど、幾多のタイトルを謙虚な気持ちで獲得してきた。そんな謙虚な気持ちとともに、小島の肉体は年々ビルドアップされている。 「引退の事は、少し前に本人から聞かされていた。実際に発表を見ると、何を言っていいのか分からない。簡単に『今までありがとう』とか、『お疲れ様でした』なんて言えない。辛いし、残念でしかない。仲間なんだから」 先日、同じ第3世代の中西学が来月引退を発表した。小島はかつて中西を「ニシオくん」と呼びながら、ライバルとしてタッグを結成したこともある。第3世代には第3世代にしか分からない絆があるのだろう。そんな中西の思いも右腕に込めて、19日のタイトルマッチで豪腕ラリアットを爆発させてくれると期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月14日 17時30分
新日本、次期シリーズは日米同時開催!棚橋&飯伏らアメリカへ
新日本プロレスは次期シリーズで、日本でのツアーと並行して、1月24日~2月1日(現地時間)にアメリカツアー『THE NEW BEGINNING USA』を5大会開催する。IWGPタッグチャンピオンチームのジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーをはじめ、棚橋弘至、飯伏幸太、ジェフ・コブ、永田裕志、小島聡、矢野通、YOSHI-HASHI、コルト・カパナ、ロッキー・ロメロ、ランス・アーチャー、タマ・トンガ&タンガ・ロア、高橋裕二郎、チェーズ・オーエンズ、邪道らが参戦。さらに、“リビングレジェンド”ロックンロール・エクスプレスがアメリカ大会に再登場。LA道場入りをした成田蓮もLA道場の一員として帯同する。 注目はシリーズ最終戦となる2.1ジョージア州・アトランタ大会。メインイベントではIWGPタッグ選手権をラインナップした。1.4東京ドーム大会で、新タッグ王者組となったジュース&フィンレーが、“前チャンピオンチーム”のタマ&ロアを相手に初防衛戦を行う。1.4東京ドームでは、フィンレーがACID DROPで格上のタマから3カウントを奪取する番狂わせを演じており、G.o.Dは怒り心頭だ。一方、ジュース&フィンレーは、棚橋&飯伏との防衛戦も視野に入れているだけに負けられないところ。棚橋&飯伏とG.o.Dのタッグ戦も今ツアー中に実現するだけに、こちらの試合内容にも注目したい。 セミファイナルでは、飯伏とオーエンズがシングル対決。オーエンズは1.6大田区総合体育館大会で、飯伏をバレットクラブに勧誘するも飯伏は拒否。棚橋との連携からカミゴェでオーエンズから3カウントを奪取するも、試合後、オーエンズは飯伏との一騎打ちをアピール。この対戦がアメリカで実現することになった。 オーエンズは棚橋が逆に「俺に預けろ」と勧誘した過去があるほど、可能性のある選手。飯伏とシングルを行うことで、お互いに芽生えるものが生まれるのだろうか?その他、コブ対アーチャーの大型対決や、棚橋とロックンロール・エクスプレスのドリームトリオも再結成する。オープニングマッチでは、成田、カール・フレドリックスのLA道場コンビで、永田&小島の第3世代とタッグ対決が実現。成田の“途中経過”を永田&小島がどのように見るのか。試合後のコメントが期待される。 新日本は“雪の札幌2連戦”北海道・北海きたえーる大会2連戦というビッグマッチを開催するが、アメリカ遠征組は不在。それでもチケットの売り上げは順調だという。これは東京ドーム2連戦を見ても分かったことだが、アメリカWWEのように地上波のレギュラー放送が週にもうひと枠あれば2大ブランド制の導入も可能なぐらい選手層は厚い。今後も日米(または日英)同時開催のシリーズは開かれることだろう。(どら増田 / 写真・萩原孝弘)
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スポーツ 2020年01月12日 06時30分
新日本が年間日程を発表!G1は初の秋開催、夏は新企画検討中か?
新日本プロレスは2020年の主なビッグマッチを発表した。・2月1、2日「THE NEW BEGINNING in SAPPORO ~雪の札幌2連戦~」北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる・2月9日『THE NEW BEGINNING in OSAKA」大阪・大阪城ホール・3月3日「旗揚げ記念日」東京・大田区総合体育館・3月20、21日「NEW JAPAN CUP 2020 ~決勝戦~」新潟・アオーレ長岡・3月31日「SAKURA GENESIS 2020」東京・両国国技館・4月29日「レスリング薩摩の国」鹿児島・鹿児島アリーナ・5月3、4日「レスリングどんたく 2020」福岡・福岡国際センター・6月6日「BEST OF THE SUPER Jr.27 ~優勝決定戦~」東京・大田区総合体育館・6月14日「DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL」大阪・大阪城ホール・10月16〜18日「G1クライマックス30」東京・両国国技館 2020年はオリンピックイヤーとあって、プロレス界にも「会場問題」が発生。特に毎年夏の恒例シリーズだった新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス』の会場がどこになるのか注目されていた。記念すべき30回大会は初の秋開催、会場は3年ぶりに両国国技館3連戦となった。昨年、アメリカ・ニューヨークMSG大会があったため、開催されなかった春の両国も復活する。 木谷高明オーナーは初のG1秋開催について「これは仕方ないですよね」としながらも「今回は7月から9月の発表が抜けてるわけで、それは現場が今発表するタイミングじゃないと判断したのでしょう。何か考えてるとは思うので楽しみにしていてもらえれば」とコメント、夏あたりに何らかの新企画が計画されていることを示唆した。 秋のG1は9月のシルバーウィークから開幕すると考えるのが妥当かもしれない。G1決勝から来年1.4東京ドーム(未発表)までの期間が短いのも気になるところだ。 今年の東京ドーム2連戦では、2日間で7万人の動員に成功した。4日の大会は1992年に開催された最初の1.4東京ドーム大会と遜色ない入りだった。当時の発表は6万人である。外野席を完全に開放して埋めると、現在なら43,000人から45,000人の動員が可能とされている。 今回の日程発表では昨年ほどのサプライズはなかったが、新日本の攻める姿勢は変わらない。ビッグマッチのたびに、追加のビッグマッチなどが発表されることもあるだろう。オリンピックイヤーに負けじと新日本の勢いは増すことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月09日 22時30分
新日本初!2月の大阪城決戦、内藤哲也がKENTAと2冠戦で制裁へ
新日本プロレスは『THE NEW BEGINNING in OSAKA」2.9大阪・大阪城ホール大会の全カードを発表した。新日本は例年この時期に大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)を使用してきたが、今年は初めて大阪城ホールにスケールを拡大している。 メインイベントはIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合。2冠王者の内藤哲也に、“Mr.バッドエンド”KENTAの挑戦が決定した。1.5東京ドーム大会では、ジェイ・ホワイトを下してIWGPインターコンチネンタル王座を奪還した内藤、飯伏幸太を破ってIWGPヘビー級王座を防衛したオカダ・カズチカがダブル選手権として対決。“2冠戦”の提唱者である内藤が、大死闘の末にオカダをデスティーノで下して史上初の“IWGP2冠王者”となった。 しかし、その直後に内藤が公約通り場内のファンとの“大合唱”、「デ・ハポン」の締めを行っている真っ最中に、この日後藤洋央紀に敗れ、NEVER無差別級王座から陥落したばかりのKENTAが内藤を襲撃!東京ドーム大会史上最悪のバッドエンドにファンからは賛否両論が起こっていた。 続く1.6大田区大会では、メインイベントでKENTA&ジェイと内藤&SANADAが実現。試合はSANADAがジェイから勝利したものの、試合後にはジェイとKENTAがパイプイスでSANADAと内藤をメッタ打ち!マイクをつかんだKENTAは「大田区にお集まりのお客様、昨日の東京ドームは楽しんでいただけましたでしょうか?」と内藤のマネをしながら、ファンを挑発。さらに「俺が何が言いたいかっていうと、この2本のベルト、俺、いただいちゃうよってこと!」と言い放って、改めて2冠王座強奪をぶち上げた。 内藤は「彼は俺に遊んでほしいんでしょ?遊んでやるよ。でも(2冠を争った)オカダ、飯伏、ジェイに比べると3枚落ちる」とタイトルマッチには否定的な考えを示していたが、タイトル戦が決まると「相変わらず偉業を達成した俺に、まだこれからも嫌がらせを続けるのか? まあ決まった以上はやらせていただきますよ。大阪城ホールで、2つのベルトを懸けてKENTA選手とやらせていただきますよ。当日リングでおいしく料理してやります」とKENTA制裁に向けスイッチが入った様子。 KENTAはツイッターなどで、内藤哲也と武田鉄矢をかけて「このバカチンがぁ」などと挑発を続けている。内藤はKENTAの行動に腹は立てているが「いちレスラーとして、KENTA選手はいろいろなリスクを背負いながらも動いたわけですよね。ホント、その行動に関しては俺は素晴らしいことだと思いますね」と、認めている部分もあるようだ。 ただでは転ばないKENTAだけに、この一戦だけで内藤が制裁できるかは分からないが、2020年の新日本マットを占う試合になるのは間違いないだろう。 セミファイナルでは、IWGP USヘビー級王者、ジョン・モクスリーに鈴木みのるが挑戦。1.5東京ドーム大会、1.6大田区大会で対戦の機運が高まっていた。IWGPジュニアタッグ王者、SHO&YOHはエル・デスペラード&金丸義信の挑戦を受ける。またSANADAとジェイ・ホワイトのスペシャルシングルマッチや、中西学の大阪ラストマッチもラインナップ。このシリーズには帯同しない棚橋弘至と飯伏幸太も出場する。 新日本は6月14日にも毎年恒例の大阪城大会「DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL」が決定している。年2回の大阪城大会を定着させる意味でも今大会は大成功させたい。(どら増田)
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