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福岡刺殺事件 野地容疑者の“不良になりきれなかった”過去

 福岡市早良区の田中久子さん(78)が自宅アパートで刺殺された事件で、逮捕された野地卓容疑者(22)の不良になりきれなかった過去が17日、発覚した。中学時代に不良グループに入ったもののワルになりきれず、仲間からはからかわれていたという。深夜に奇声を発したり、ついには凶行に走るまでの野地容疑者に何があったのか?

 一部報道によると、野地容疑者は中学3年生で急に荒れ出し、不良グループに入ったという。同級生が証言しているもので、それまではおとなしくて目立たなかった野地少年は、不良グループに入ったものの無理に悪ぶっている印象で、グループの中でもからかわれることが多かった。
 不良になりきれないと自覚したのか、私立高校をわずか1カ月で退学してからは、ガソリンスタンドやコンビニ、飲食店といったアルバイトに精を出した。2005年には飲食店との掛け持ちで週に2、3回、時給800円程度で深夜のコンビニで働く際には「留学資金をためる」と張り切っていたという。06年5月に「居酒屋の正社員になる」との理由で辞めると、06年3月から入居している1Kマンションの月3万5000円の家賃は滞納ぎみになっていた。
 このころから生活に困って奇声を発するようになり、なかには「僕じゃないと思う人!」などと独り芝居のようなセリフもあったという。
 野地容疑者は捜査員の取り調べに対し、自宅にテレビがなく似顔絵が公開されていたことも知り得なかったと供述。携帯電話の通話料支払いがしばしば滞ったり、自宅冷蔵庫のなかが空っぽ状態だったとの情報もある。生活に困窮していたことは確かなようだ。

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