調査結果によると03年からの5年間で、事務用品の名で発注してデジカメを納入したり、職場に不適切な将棋盤などを納入していた不適正な処理が約29億7900万円。さらにその中で職場での使用や納入が確認できず、私的流用が疑われる不正金が約1億1200万円もあるというからあきれるばかり。
また、現在も納入業者に預けたままになっているプール金が4億円を超すことも分かった。一般の県民感覚では考えられない不正が職員の間で組織的に行われていた。
今後は刑事告訴も検討に入れながら、当時の職員らに約7億円の返還を求めていくという。しかし、不正が行われていたのは堂本暁子前知事の時代の話。森田知事にとっては“何やってんだよ”といった感じか。(関)