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バーテンダーは本当にモテるの?

 薄暗い店内にシックなBGM。壁に並ぶたくさんのボトルと、綺麗に並べられたグラス。カウンターの向こう側にたたずんでいるバーテンダーって、どこか素敵に見えますよね? 実際のところ、バーテンダーがモテるというのは、本当なのでしょうか?

 「出会いは確かに多いと思いますよ」こう語るのは、バーテンダーの経験もある作家のyanagi氏。実際のところどうなのか、聞いてみましょう。

■シチュエーションとしてはオイシイ場面になりやすい
 「バーという場所そのものが、出会いのひとつのシチュエーションとして成立しているというのはあると思います。営業時間帯が夜であること、お酒を飲む場所であること、そして、会話を楽しむ場所であること。この3つだけ並べてしまうと居酒屋も範疇に入ってしまいますが、居酒屋と大きく違う雰囲気がバーには備わっています。それは、基本的に“バーは静かに飲む場所である”という暗黙の了解があるからでしょう。実際には常連客と盛り上がることもありますが、居酒屋のそれとは規模が違います。
 また、“カウンターの向こう側でシェーカーを振る仕草がカッコイイ”など、バーテンダーそのものに対するイメージが良く評価も高いので、女性には通常の三割増しで魅力的に映るのかもしれませんね。店内が薄暗いというのも、ひと役買っていると思います。“昼間会ったら普通の人だった”という話も良く聞きますから(笑)」

■時間が自由な単独客が相手だと分が悪いことも
 「当然ですが、営業中であればバーテンダーは“仕事中”です。気に入った女性がやってきても、大っぴらに口説くわけにはいきません。どうしても、それとなく遠まわしに誘うことになります。
 そんなとき、別のお客さんがその女性を気に入ってしまった場合、お客さんはもちろんフリーな身分ですから、口説きたければ自由に口説けてしまいます。バーに通うお客さんの中には、女性の扱いに長けている人も少なくありません。うまいことお店から連れ出されてしまえば、バーテンダーとしては追うこともできませんし、歯がゆい思いをすることになりますね」

■昼夜逆転の生活が吉と出るか凶と出るか
 「あと、バーテンダーはバーの営業時間からわかる通り、生活時間帯が一般の人と逆転しています。休みも土日休みというわけにはいきません。すると、デートの約束も実はなかなか取り付けづらいという事実があります。仮に付き合うところまで行ったとしても、生活リズムの違いが原因ですれ違いになり、結局別れてしまう…ということも少なくありません。
 そう考えると、トータルではオイシイとまでは言い切れないかもしれないですね」

 なるほど、カウンターを挟んで実はいろいろな思惑が交錯しているのですね。参考になりました。

※yanagi...1978年生まれ。作家、フリーライター、心理カウンセラー、サプリメントアドバイザー。メールカウンセリングサイト『ysカウンセリングルーム』、ライタースタジオ『スタジオY』主催。元バーテンダーでもあり、キャバクラ・スナック等のネオン街の裏事情にも明るい。現在、電子書籍サイト『ヨミーバ』にて、yanagi名義で『ネオン街三部作』等、キャバクラを舞台にした小説を多数発表中。また、木悠利名義でも執筆活動中。

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