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マイルCS(GI、京都芝1600メートル、22日) 今年も関東馬がひと泡吹かせる アブソリュートが目イチの態勢

 西高東低といわれて久しいが、マイルCSに限っては過去10年で関東馬が5勝と拮抗。東の切り札・アブソリュートが万全の態勢を整えている。

 前哨戦の富士Sはハナ差と薄氷を踏む勝利だったが、「抜け出してから安心したのか、ソラを使っていた。それだけ余裕があったということ」と田中勝騎手。「(デビューした時から)期待していた馬が、ようやく本物になった。本番も楽しみ」と意欲満々に話していたのが印象的だった。
 GI挑戦は今年の安田記念に続いて2度目。結果はウオッカの前に13着と敗れているが、「あのときに比べると状態は雲泥の差」とケイコ役の玉舎助手は強調する。
 というのも、春はまだ体質が弱く、1度使うと疲れがたまり、回復に時間がかかったからだ。安田記念も休み明けのマイラーズC(5着)の疲れが抜け切っていなかったという。

 変われば変わるもの。ひと夏を越して、まさに別馬のごとし。「体質が強化され、芯が強くなった。富士Sを使った後もすぐに回復したから、順調に乗り込みを消化できた。状態は文句ない」と玉舎助手。一方、宗像調教師も「大一番に向けて青写真通りきました。あとは輸送さえうまくこなしてくれれば」と仕上がりの良さに太鼓判を押した。
 振り返れば、昨夏の新潟シリーズで500万条件を勝ったのをきっかけに、半年間で東京新聞杯を含め6戦4勝(全てマイル)、2、3着各1回と複勝率10割をマーク。底知れぬパワーを見せつけている。
 遅ればせながら素質に体力が追いついたとなれば、もう怖いものはない。「不安より楽しみの方が大きいですね」。スタッフ全員が力コブをつくった。

 【最終追いVTR】田中勝騎手がまたがり、坂路800メートル52秒1→37秒7→12秒5(馬なり)。3頭併せを最後尾から追いかけ、楽な手応えのままラスト1F付近で前2頭と合流。最後は鞍上が手綱を抑えた関係で1馬身遅れたが、動きは実にパワフルで気配は文句なしだ。

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