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ローズS(GII、阪神芝1800メートル、20日) レッドディザイア 秋初戦へ盤石の仕上げ

 秋華賞TR「第27回ローズS」(GII、阪神芝1800メートル、20日)の最終追い切りが今朝(18日)、東西のトレセンで行われ、本番で打倒ブエナビスタに燃えるレッドディザイアが抜群の瞬発力で坂路をさっそうと駆け上がった。以前に比べて馬体、動きともに格段にグレードアップ。春は悔しい思いをしてきただけに、始動戦とはいえすでに本気モードだ。

 ハナ差2着と涙をのんだオークス以来となるレッドディザイアだが、ひと夏越してさらなるパワーアップを遂げている。
 体はひと回り大きくなり、付くべきところに筋肉が付いた。春の時点でもすでに完成の領域に近づいていたが、松永幹調教師の言葉を借りれば「すべての面でボリュームアップしている」とのこと。もちろん、変わったのは見かけだけではない。動きの切れも、春とは比べものにならないぐらい進化している。
 9日の1週前追い切りでは、本番同様、四位騎手がまたがった。坂路800メートルを50秒フラット、この破格の時計を楽な手応えでマークしたのだ。全体のタイムもすごいが、特筆すべきはラスト3Fの35秒9。そこはちょうど傾斜がきつく、息も脚も上がってしまう馬がほとんど。36秒を切るというのは驚がくといっていい速さだ。

 この数字がモニターに映し出されると、ある関係者は「朝一番といってもこんな時計はなかなか見られへんで。ホンマすごいわ」と興奮気味に話していた。まさに超抜。夏場の成長はやはりかなりのものだ。
 大渡助手が言う。「あのひと追いで馬に気合が入った。とにかくすごい瞬発力だった。重心が低く沈み込み、まったくブレることがなかった」と肉体のレベルアップを強調した。しかし、それを支えているのは、何より精神面の成長だという。
 「母系がカリカリしやすい血統だったので、春はそこまで攻められなかった。それが今はうるさいところがまったくないんだ」と満足そうに笑みを浮かべた。
 近くて遠い存在だった2冠牝馬ブエナビスタ。しかし今度こそというモチベーションは、ディザイアが調教で躍動するたびに高まっている。
 「ブエナを倒すのが最大目標。だからこそ足踏みはできない」
 この気持ちを秋華賞での激突まで持ち続けるためにも、ここは最低でも「金」が求められる一戦だ。

 【最終追いVTR】1週前に猛時計をマークしている関係で、今朝は坂路で反応を確かめる程度となった。それでも、道中からスピード感満点の走りで、800メートル55秒0→39秒0→12秒0(G仕掛)とキレのある動きを見せた。久々だが、盤石の仕上がりだ。

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