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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(皐月賞編)

 混迷を極める今年のクラシック戦線。今週は牡馬クラシック第一弾・皐月賞(GI)がおこなわれる。過去10年人気サイドで決着したのはわずか2回のみと難解なレース。今年は大本命といわれる馬がおらず、何が勝ってもおかしくないメンバー構成。先週の桜花賞に続き、今回も過去10年のデータから勝ち馬を一刀両断したいと思う。

(1)前走
・複勝圏内に入った30頭中26頭がスプリングS、弥生賞、若葉S組。残りの4頭は共同通信杯と京成杯からの直行組であるが、今年は該当馬なし。
・勝ち馬はすべて前走4着以内で、3着に広げても前走5着以下は3頭しか該当馬がいない。
・スプリングS組で前々走がオープンで1着か、重賞で1〜3着に入っていない馬(外国人騎手騎乗馬を除く)は複勝圏内なし。(04年M・デムーロ騎手騎乗のダイワメジャーのみ勝利)
・弥生賞組は前々走がオープン、重賞以外は複勝圏内なし。

○残った馬・インパラトール、エピファネイア、クラウンレガーロ、コディーノ、タマモベストプレイ、フェイムゲーム、ミヤジタイガ、レッドルーラー、ロゴタイプ。

(2)生まれ月
データとしては意外と注目度が低いが、皐月賞では如実に傾向が出ている生まれ月。過去10年で1月、2月生まれは勝ち星なし。連対馬にしても2月で2頭のみ。

○残った馬・ロゴタイプ、クラウンレガーロ、フェイムゲーム。

(3)実績
1600m以上での勝利経験がないと複勝圏内なし。

○残った馬・ロゴタイプ、フェイムゲーム

以下、枠順決定後
(4)枠順
東京でおこなわれた11年を除き、内枠(1番〜6番)3勝2着4回、中枠(7番〜12番)0勝2着3回、外枠(13番〜18番)6勝2着2回と中枠は勝ち馬が出ておらず、勝ち馬は外枠からが多い点に注意。

(5)人気から
過去10年で8番人気以内で唯一5番人気だけが複勝圏内に入ったことがない。

【結論】
残った2頭から本命馬を決める上で強力なデータがある。前走スプリングSの勝ち馬で、前々走も重賞を勝っている馬は勝率100%のデータが追い風となっている◎ロゴタイプを本命とする。対抗は○フェイムゲーム。先週の桜花賞を制したアユサンは美浦の手塚厩舎所属。データで残った2頭も関東馬と、今年は関東馬に流れが来ているようである。ただし、今回はあくまでもデータから導き出された印となるのでご参考までに。土曜日には「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!!〜」において、馬体、調教など総合的に判断した結果を公開する。なお、皐月賞には当コラムでデビュー時に紹介したエピファネイア、クラウンレガーロ、マズルファイヤー、インパラトールが出走を予定しているのでそちらも注目して頂きたい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜日掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!!〜」も担当している。

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