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噂の騎士(ナイト)第37回 『親友の妹、ミヤ』

 仙台から出てきたばかりの頃はなんとなく垢抜けなかったミヤも、東京の生活で今ではすっかりアーバンレディーってか?
 実はミヤは俺が大学時代のダチ、リョースケの妹。そのダチは去年までミヤと一緒に住んでいたが、地元の仙台で転職したのを機に帰郷、そしてミヤはひとり暮らしを始めたわけ。

 ミヤは一昨年めでたく国立大学を卒業してからは、運よく日本橋のそこそこ大きな商事会社に就職したのはいいけれど、金融危機に見舞われた去年あたりから給料カット、ボーナスゼロの憂き目にあっていた。さすがに生活が維持できないからって、アニキの友人、つまりオレに相談するようになったってこと。
 典型的な田舎出身ガリ勉タイプのミヤに、オレは最初カフェでのバイトを薦めたが、時給900円で平日3時間、週末6時間働いても月額50,000円にも満たないことに徐々にフラストレーションが…そりゃ溜まるわな。そこでオレは冗談半分でキャバクラのバイトを話した。最初は当然拒否されると思ったが、意外にも乗ってきた。
 「ユウさん(俺のこと)はこういうとこよく行くの?」「どんな仕事するの?」なんて質問されるもんだから、「一日体験入店してごらんよ」なんて冗談半分で答えてみた。ミヤは承諾を即答した。

 俺がよく会社の接待で使う新宿のキャバだったらば、雰囲気も良く判るし、自分が遊びに行ったときには指名してあげられると思い、その店を推薦した。しかし、女は化ければこれ程変れるものなのか。しっかりと化粧して、ドレスを着たミヤはダチの妹というより、女だ。メガネをコンタクトに替えてから初めて見る素顔もなかなか容姿端麗だ。こんな近くにいい女がいたとはビックリだ。

 ダチの妹という感覚から離れて、俺はすっかりミヤのことを気にし始めた。ミヤは月、水、金の3日間をここでバイトすることを決意した。週3日でも一か月働けば、昼間の仕事の1.5倍稼げることを知ると、ミヤはますます綺麗になっていった。俺といえば、時々お店に行き、脂ぎったオヤジたちの手がミヤの腰に触れているのを見ると悔しくなったりもしていた。

 ミヤは昼間の仕事もキャバでのバイトも無いある日の日曜日に俺をランチに誘ってくれた。昼間飲んだビールのお陰ですっかり気が大きくなった俺は、ミヤを部屋に誘った。なし崩しになっていた俺とミヤの関係はその日遂にセイコウとなった。あのダサダサのミヤは今では黒いレースのランジェリーが良く似合うキャバ嬢だ。俺は尻の割れ目に食い込むブラジリアンタンガを無我夢中で脱がせると、そこは殆ど無毛で洋モノAVによく見られるような、容がハッキリと分かるべッチョだった。陰毛無毛症の女性は何千人に1人の確率らしく、ラッキーな存在だと聞いている。十分に潤ったミヤのベッチョにサオを突き立てようとすると、俺の頭の中で急にミヤのアニキの顔が浮かんだ。「リョースケ、すまん」、海綿体内の血液が逆流する感覚がすると、サオは一気に萎んだ。「ミヤ、今日は出来ないよ」申し訳なく謝る俺にミヤは「じゃあ、口でしてあげるから」って。そんなこんなで俺のサオはやっぱりポリシーのないダメなやつだったようだ。結局、ミヤのお口で大きくし直されてから3回もミヤに突っ込んでしまった。

 またまた俺といえば、付き合い始めてもう4か月くらいになるが、リョースケにはミヤとのことは未だに言えず。仙台に帰るときにはあれほど妹の面倒を見てくれと頼まれたのに、俺ったら。このままいくと、もしかして俺はリョースケの弟になるのかなあ。

*写真は本文とは関係ありません

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

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