前走のチューリップ賞は最後方から追走。3角から徐々に進出を始めると、直線はサクラミモザを見事に捕らえました。安藤勝騎手はミモザが粘っていたので少々焦ったところもあったようでしたが、追われてからはさすがの瞬発力でしたね。
ラスト2F目のラップは11秒を切っていますし、すでに牝馬の域を超越した…と言い切っても過言ではないでしょう。しかも、前走は今までの後方から一気に追い込む競馬とは異なり、3〜4角でマクッていくレース。本番は何が起こるかわかりませんから、いろいろ試していたのも好感が持てます。
阪神の芝1600メートルはこれで2戦2勝。仮柵が設けられた先週からは、外差しが面白いように決まるようになってきましたし、決め手が身上の彼女にとってはレースもグンとしやすくなるはず。
中間のケイコでも、素晴らしい動きを見せているように状態は文句なし。気になるお天気も、当日は良馬場でやれそうなムード。どんなパフォーマンスを演じてくれるか、楽しみでなりません。