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京成杯AH 叩き2戦目でエフティマイアが本領発揮

 秋の中山競馬の開幕を告げるのは、マイル路線の第1弾「第54回京成杯AH」(GIII、芝1600メートル、13日)。東西から好メンバーが顔をそろえたが、一発の魅力を秘めるのが叩き2戦目のエフティマイアだ。休み明けの朱鷺Sで3着と好走し、さらに調子を上げての参戦。昨年の桜花賞、オークス連続2着と牝馬クラシックで実績を残した実力はGIIIなら上位で、華麗に復活を遂げるシーンは十分だ。

 昨年の桜花賞、オークスで2着したエフティマイアがマイル路線に矛先を向けてきた。
 骨折で8カ月ぶりの実戦になった前走の朱鷺Sは0秒2差3着とあと一歩及ばなかったが、スタートで出遅れる不利があったもの。直線、メンバー2番目の上がり3F34秒6の脚を使って伸びてきたレースぶりは負けて強しを印象づけた。
 「ジャンプしてゲートを出たからね。道中は勝ち馬(マイケルバローズ)と同じような位置にいたんだけど、早めに動いた分の差かな。結果論だが、直線を向くまでジッとしていれば、もっと際どかったと思う」と鹿戸雄調教師。「それでも、心配していた千四の速い流れにも対応してくれたし、休み明け初戦としてはいい内容だったと思う」と振り返る。

 今回は新潟遠征後の中1週と牝馬にとってはきついローテーションになるが、中間は疲れも見られず順調に調教を消化。速い時計こそ出していないが、連日、コースで元気いっぱいの動きを見せている。
 「ダメージはなかったし、カイバも食べているよ。それに、前走は久々といっても、関屋記念を使うつもりで乗り込んでいたからね。除外で延びて、さらにケイコを積めたし、きっちり体力をつけての出走。おかげで反動も出なかった」
 もともと気温の上昇とともに調子を上げるタイプでもある。10〜3月は<0007>とまったく結果が出ていないのに対し、4〜9月は<3211>の好成績を残している。
 「寒い時が全然ダメというわけじゃないが、暑い時季に走っているのは確か。状態がいいときに使っておかないとね」とトレーナー。「長いこと勝っていないから、今のままだと使いたいレースを除外される恐れがある。マイルは実績があるし、時計の速い競馬にもメドが立っているから、ぜひ賞金を加算したいね」と意欲満々だ。
 今週は秋華賞を目指してデリキットピース(オークス6着)が紫苑Sに登場。ジャパンC連覇を狙うスクリーンヒーローも山元トレセンで始動した。指揮官にとって文字通り実りの秋になりそうだ。

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