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京成杯AH アベコーの気になる◎は?

 秋の中山競馬、開幕週のメーンは恒例の「第52回京成杯AH」(GIII 芝1600m 9日)。マイルCSを頂点とする秋のマイルロードはここから始まるが、昨年10番人気の低評価を覆して逃げ切ったステキシンスケクンしかり、波乱含みのハンデ戦らしく一筋縄ではいかない側面もある。そこで、アベコーこと阿部幸太郎は今春の東京でGIレベルのパフォーマンスを披露したマイケルバローズを本命に抜てきした。
 お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 台風9号は我が家のベランダを引っ掻き回し、植木鉢をひっくり返して簾(すだれ)を引きちぎりながら去って行きました。来襲に備え準備はしていたつもりですが、どこかに妥協があったのかも知れません。それでも、ケガなどなくホッとしています。
 さて、阪神ではサマースプリントの最終戦「セントウルS」が行われますが、中山ではマイルCSに向け、重要な「京成杯AH」です。
 京成杯AHは過去4年連続して逃げた馬が連対。昨年は逃げたステキシンスケクンが、3歳馬ながら優勝。ということは、今年も主導権を取って逃げるストーミーカフェでしょうか。ところが、今回も騎手をチェンジしてきました。私が◎で応援した関屋記念5着の内容から、その手応えを身を持ってつかんだはずの田中勝騎手は、今回はキングストレイルを選択。今回初めてコンビを組む田中剛騎手は、結構強気なジョッキー。気合を入れて一気に飛ばす可能性があります。

 それにつられてスクールボーイや、デンシャミチ、早めに行くというアポロノサトリ。ダイワバンディットなど、ストーミーカフェよりも内側を引いた馬たちが積極的に行く構え。流れは必然的に緩みないペースです。
 ◎マイケルバローズに期待。というのも、今春の東京・湘南Sで見事な追い込み勝ち。時計が1マイル1分32秒9。ラスト3Fが34秒4。実はこの時計こそがマイケルが本格化した証しだったのです。それは翌日のGI安田記念。ダイワメジャーが優勝し、勝ち時計が1分32秒3。当時、追い込んで5着だったスズカフェニックス(1番人気)が、1分32秒8。前半の半マイルは45秒8と45秒9。ほとんど同じ。ということは、マイケルバローズが、スズカフェニックスに匹敵するくらいの力があると見ても言いすぎではないのです。その裏付けが関屋記念の3着とみれば納得。
 関屋記念から中4週。この臨戦過程は3戦2勝、3着1回。抜群の戦績を示しています。かつ、関屋記念から1kg軽い55kgで出走できる魅力も大。迷わず狙い撃ちです。

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