ここまで、2着2回、3着4回と勝ち運に恵まれないが実力を疑う余地はない。10着と期待を裏切った前走の烏丸Sは、直線の長い京都の外回りコースが合わなかったことが敗因だ。それで0秒7差なら決して悲観する内容ではない。
その点、小回り平坦の福島コースは、信夫山特別を圧勝(3馬身差)したうってつけの舞台で、ベストパフォーマンスが期待できる。得意の道悪馬場になれば、鬼の金棒だ。
相性の良い江田照騎手に乗りかわるのも、心強い限り。
◎4アサティスボーイ
○3セタガヤフラッグ
▲13ドットコム
△2マチカネカミカゼ、9ダイワジャンヌ、12スズジュピター
函館メイン「大沼ステークス」(9R、ダ1700メートル)は休み明けを1度使われて、上積みの大きいマチカネニホンバレでいける。
そのブリリアントS2着(0秒1差)は自分から勝ちに行ったもので、内容は負けて強し。今度は突き抜ける。実力からトップハンデ57.5キロは当然だが、前走から据え置きなのはむしろ恵まれた格好。これでチャンスは大きく広がった。
昨夏、破竹の5連勝でマリーンSをレコード勝ち。エルムSもぶっこ抜いた、強いマチカネニホンバレが完全復活を果たす。
◎12マチカネニホンバレ
○2エーシンモアオバー
▲6オーロマイスター
△1エプソムアーロン、3シルクウィザード、9トーセンブライト
阪神11R「灘ステークス」(ダ1800メートル)は3歳の精鋭、ビッグバンが狙い目だ。
すでに完成された古馬と違い、こちらは伸び盛りでプラスアルファは計り知れない。とりわけ、前走比4キロ減のハンデ53キロはアドバンテージ。
前走の昇竜Sも5着とはいえ、メンバー最速の差し脚で0秒1差と肉薄しており、自己条件なら実力は上位の評価が与えられる。
結果的に引っ掛かって15着と失速した青葉賞の教訓が、裏目に出た(抑え過ぎ)格好だが、名手岩田騎手が前走の二の舞いをすることは考えられない。
力通り走ればチャンスは十分だ。
◎9ビッグバン
○1インバルコ
▲11ディアプリンシパル
△5プラチナメーン、7メンデル、10アコニットライアン
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。