1日目は「残酷な天使のテーゼ」(石川智晶+angela)から。まさに志倉千代丸(彩音のサポートギターで参戦)が叫んだように「盛り上がらないわけねー」スタート。その後も、最もMCで燃えさせるアーティストである桃井はるこ、躍動的なパフォーマンスを年々成長させる茅原実里らが次々と本領を発揮。
(誰もが一抹の不安を抱いていた)初音ミクも見事な振り付け&歌でステージを沸かせ、ラストのJAM Projectまで熱気の途切れない6時間弱を生み出した。
2日目の幕開けは、初日に負けない「DISCOTHEQUE」〜「MonStAR」(水樹奈々+平野綾)という豪華な布陣。そこから、大槻ケンヂやGACKTという百戦錬磨のライブミュージシャンが見せる実力に観客は酔いしれる。すでに「アニソン界の住人」のm.o.v.eも高レベルのライブ会場への変ぼうを後押しした。もちろん、人気女性声優陣は登場するだけでヒートアップ。大トリ前の水樹奈々で最高潮を迎え、感動のフィナーレを迎えた。
実力のあるmanzoやビートまりおがさりげなく力量を発揮、妖精帝國が音楽以外にMCで沸かせるなど初登場組の活躍も見逃せなかった今年のアニメロサマーライブ。Mayn+奥井雅美、田村ゆかり+新谷良子のように随所に盛り込まれるコラボや、「『BLACK★ROCK SHOOTER』Project」の発表など、参加アーティスト名だけでは読みきれない期待感が大きな魅力だった。再生・回帰の名を冠した今回、第1回から連なるその伝統をあらためて証明してみせた。