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キャバ嬢が生まれる瞬間(34)〜盛り上げることが好きでキャバ嬢になった女〜

 川崎愛(仮名・24歳)

 私は大学の頃からいつも飲み会で盛り上げ役に徹してきた。なんか人が集まる場所では盛り上げずにはいられないっていうか、私がみんなを引っ張っていかなきゃっていう義務感もあるしね。それにお酒は強いし、人を笑顔にさせることも大好き。でも女の子の盛り上げ役ってほとんどがボケキャラでしょ? それでモテるのは誰が見てもかわいい女の子だけなんだよね。だから重要なのは私みたいに巧みなつっこみができるかどうかってこと。

 女子高生の時はお笑いブームでクラスメートはテレビだけじゃなく、芸人を見るために劇場まで足を運ぶ子がたくさんいた。でもほとんどの子がボケの人を応援してたりするんだよね。そんな時、私はツッコミの人の魅力に気付いた。ある日、テレビを見ていたらお笑いコンビがトークをしてて、ボケの人がしゃべってた。でもそこまで笑える話じゃないかなって思ってたら、その後のツッコミの一言で会場がドッと沸いたの。それを見て、つっこみの人は1あるものを10に出来る凄い人なんだって感動したの。

 それからは芸人さんたちがテレビで放った絶妙なつっこみフレーズをメモるようにして、使えそうな状況を分類化。そして最終的にエクセルにまとめてる。あとはそれを頭に叩き込んで、合コンとかで空気を読んでつっこむようになると、自然にモテるようになった。私はそこまで綺麗なタイプではないからそこまでしないと男の人は興味持ってくれないからさ。

 大学を卒業してからは、一度就職したのだけど3か月で辞めてしまった。それで次に何をしようかと考えた時に思いついたのがキャバクラだったんだよね。私のつっこみでキャバクラに来たお客さんをどれだけ盛り上げることが出来るのか試したい。今までは合コンとかで知り合った同年代の男達ばかりだったから。今の私は大学生レベルの笑いじゃないってことを思い知らせたいわけ。今後はナンバー1になれなくてもいいけど、ツッコミで笑いを起こせるオンリー1キャバ嬢を目指していきます。

(取材/構成・篠田エレナ)

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