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函館記念追い切り速報 マイネルチャールズ豪快

 「第45回函館記念」(GIII、札幌芝2000メートル、26日)の最終追い切りが22日、札幌・函館の両競馬場でいっせいに行われた。なかでも、軽快な動きが目を引いたのは、久々にターフに戻ってくるマイネルチャールズ。元来が気性の勝った仕上がり早で、ブランクうんぬんは関係のないタイプ。昨年のクラシックで常に上位争いを演じてきた底力をいきなり見せつけてもおかしくない。

 昨年のクラシック3冠ロードで(3)(4)(5)着。実績最右翼のマイネルチャールズにとって今回、焦点となるのは屈腱炎による長休明けだ。
 担当の白倉厩務員は「480キロ台の馬体重は成長分。牧場でもかなり乗り込んできて、1週前の時点でも息は問題なかった」と語る一方、メンタル面の不安を口にする。

 「昨年の札幌記念(6着)の時は、入厩して1週間もすれば環境に慣れて落ち着きが出た。ただ、今回は休み明けのせいかうるさくて、日曜(19日)はコースに出さず角馬場調整にとどめざるを得なかった。やれば時計の出る馬だから運動量の調整はつくが、当日までに落ち着きを取り戻せるかだね」
 本質がパワー型で洋芝はいかにも合うタイプ。折り合いが最大のカギになりそうだ。

 【最終追いVTR】津村騎手を背にダートコースで追われ、5F66秒9→51秒5→37秒6→11秒7をマーク。行き出しの際、やや鞍上とケンカするシーンがあったが、スピードに乗ってからは折り合いもスムーズ。直線で追われると、体全体を使ったダイナミックなストライドでしっかりと脚を伸ばした。若干馬体は立派に見えるが、態勢は九分通り整っている。

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