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福島競馬開幕 07年リーディング 後藤騎手インタビュー

 さあ、今週からローカル競馬“夏の陣”だ。当欄では昨年の2回福島競馬のリーディングジョッキーに輝いた後藤浩輝騎手(美浦・フリー)にスポットを当てた。競馬に一家言を持つ後藤騎手は、福島競馬場に対して他場との大きな“温度差”を指摘、改善を促すとともに、堰を切ったように胸の内を語った。

 −−昨年の夏の福島開催は12勝を挙げ、リーディングジョッキーに輝きました。今年の意気込みをお願いします。
 後藤騎手「福島競馬場はリーディングを取っても何もくれないし、職員から『おめでとう』のひと言もなかった。競馬を盛り上げようと頑張っているのに、何で称えてくれないのか。モチベーションは逆に下がりますよ」

 −−福島競馬場は騎手に対して冷たいのですか?
 後藤騎手「新潟競馬場ならお米を1俵くれるとか、付加価値がついてくる。他場はやってるのに(福島競馬場は)なぜくれないのか、リーディングを取るたびに言ってきたが、笑ってごまかされてしまう(笑)」

 −−夏のローカルは福島、新潟を拠点に活躍していますが、北海道(函館、札幌)に遠征する考えはなかったのですか?
 後藤騎手「(伊藤正)厩舎に所属していた時は北海道に遠征したけど、今は流れ的に福島、新潟になってます。それに、(函館、札幌を)ホームとして闘ってきた人がいるので、わざわざそこへ乗り込んで行って勝てるかとなると、リスクの方が大きい。確かに北海道はいい馬がそろうけど、ジョッキーは勝つことが仕事。勝たなかったら、周りから認めてもらえないですからね」

 −−北海道に行くジョッキーは皆、滞在競馬。自己管理も大変でしょうね。
 後藤騎手「滞在していれば付き合いも増えるし、札幌、函館は夜の街が楽しいから、お酒もついつい度を越してしまう(笑)。健康管理はもちろん、勝負に対する体力、気力を維持するのは大変ですよ」

 −−若手騎手に何かアドバイスを。
 後藤騎手「ローカルは修行(勉強)の場というけれど、トレセンにいる時から常に向上心を持って、勉強する姿勢が大事。ローカルになったから急にスタンスを変えても勝てないですよ」

 −−最後にこれからの目標は?
 後藤騎手「去年の同じ時期と比較して、それ以上(の成績)というのは毎年思っている。つまり、去年の自分がライバル。自分が一番ライバルにしやすいし、誰にも迷惑をかけない(笑)。この世界は仲良しではやっていけない。孤独との戦いです」

(聞き手・文=橋本千春)

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