約1年後の2011年5月に武道館ライブを実現させるため、日々路上から発信を続け、草の根活動が少しずつではあるが、広がりつつある。 CDの手売りを中心に全国47都道府県をライブで回ったり、タワーレコードでのインディ予約チャートでもトップを取った実績をベースにして、今回のライブ企画に意欲を燃やす。
日々、ライブ活動をおこなう伊吹唯さんに、武道館への想いと、他のアーティストとは違う取り組みをしていることについて、コメントをもらった。
(1)なぜ他の会場ではなく、武道館でのライブを企画されたのですか?
デビューをした時から、 なぜか直感で「武道館」に憧れて、「武道館」を目標にしたいと思ったのがきっかけです。その頃は武道館がどこの駅にあり、何人の方が入れるのかということすら知らなかったのですが、調べていくうちに武道館の舞台からは15,000人のお客様全ての顔がちゃんと見えて、他のドームやライブハウス以上に一体になれる会場なのだと言うことを知りました。CDがたくさん売れる事より、普段ライブをしていても足を運んでくださったお客様と目が合ったり笑顔を交わせる事がすごく嬉しいので、それを今度は応援して下さっている 15,000 人の方と武道館で実現したいです。
(2)武道館サポーターズファミリーについての反響はどうですか?
正直、最初は「サポーターズファミリーって何?」っておっしゃる方が多いです。でも、初対面の方でもお時間を割いて武道館への想いを聞いてくださったり、その場でサポーターズになって下さった方や、遠く離れている場所からでも(北海道や沖縄の方まで…)、一緒に武道館へ行こう、とサポーターズになって下さった方や、それから周りの方やご両親やお子さんなどへも勧めて下さった方など、本当に周りの方に助けて頂きながら活動させて頂いています。
(3)歌を通じて伝えたいことは?
歌い始めた頃は、「自分の気持ちを伝えたい」っていう思いが強かったと思います。だけど最近は、路上であったり日々街を歩く中で働いていらっしゃるサラリーマンの方であったり、出逢う方であったり、そういった周りの方から頂く言葉やその方の生き方を見て感動することが多くて、そういった周りの方の言葉や想いや生き方を、歌を通じて伝えたいなと思うようになりました。
(4)普段のライブで歌った後、ファンからはどのような声がありますか?
声に包まれているようだったと言って頂いたり、嫌なこととか吹っ飛んで前向きになれたと言って頂けることもあって、すごく嬉しいと思います。
(5)1人で鍵盤を弾き語りする時と、バンドの中で歌う時は心境的にどんな違いがありますか?
一人で弾き語りをする時は、お客さまの反応を見ながらライブ中にセットリストも変えたり、結構自由度高く歌わせて 頂いていて、お客様との距離も近く感じます。バンドの中で歌うときはバンドの方のパワーにも背中を押していただきながら、アレンジャーの方が本当に色々なこだわりの中で作ってくださったCDの音を、再現するようにメンバーさんと一緒にお届けできたらなと思っています。
(6)最近 ビックリしたエピソードはどんなことですか?
久しぶりに長野に帰ったら、祖母が飼っている猫が8匹になっていたことです。
(7)野菜を販売すると聞いてますが、どのような形で販売されてますか?
先日は完全無農薬のほうれん草を販売させていただいたのですが、ライブハウスの入ってすぐのホールでお届けさせて いただきました。8人のアーティストそれぞれが育てたほうれん草を各自でお届けしていて、みんなそれぞれ愛情を込めて作っているので、自分の野菜が一番! ってみんな言っています(笑)でも何と言っても無農薬なので、そのまま食べても本当に美味しいです!
※株式会社Birthday Eveでは、所属アーティストが無農薬野菜を栽培・販売している。
※伊吹唯オフィシャル・サイト http://www.ibukiyui.jp/
[取材アドバイザー・道草飛蝗]
文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou