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菊花賞 アサクサキングスが乱菊を制覇

 3冠レースの最後の決戦「第68回菊花賞」(JpnI 京都芝3000m 21日)は単勝4番人気のアサクサキングス(四位騎手騎乗)が3分5秒1(良)のタイムで優勝。賞金1億1200万円を獲得した。関西馬は菊花賞6連勝。四位騎手は菊花賞初勝利で史上17人目、現役では武豊騎手に続く2人目の3冠ジョッキーになった。また、大久保龍師は初のGIがクラシック制覇となった。
 荒れる猪年。桜花賞から始まった中央のGI(JpnI)レースの1番人気は、とうとう12連敗となった。
 スタートから重い重圧がのしかった1番人気のロックドゥカンブは「1周目3コーナーでいい位置が取れた」と柴山騎手は振り返ったが、その表情は青ざめていた。1、2着馬は、はるか前方を走っていた。この時点で、勝利から完全に見離されたといえる。ゴール前、馬群の内から鋭く追い込んだが、最後のあがきといっていいだろう。
 1、2着馬は好ポジションだった。ダービー2着のアサクサキングスは、先行4頭を前に見ながらマイペース。2周目4コーナーからジワッと進出。ゴール前200mで一気に先頭に躍り出た。

 「きっちり仕上げてくれた。いい状態で走れたことが、最大の勝因ですね。仕掛けるのが早すぎた、といわれそうだけど、この馬の強さは知っていますからね。並ばれてからがしぶといのでね。追い比べで、負けるとは全然思わなかった」とは四位騎手だ。
 春のダービーは牝馬ウオッカが優勝。そのウオッカの手綱を取ったのが四位騎手。ダービー馬不在の競馬なら、ダービー2着のアサクサキングスが一番強い。この自信が、キングスに最後の栄冠をもたらした。
 前半から掛かり気味。アラナスラインは苦しい競馬だった。それでも、ラスト100mからアサクサキングスを猛追した。その差、アタマ差だから悔しい敗戦か。
 春の主役フサイチホウオーは8着完敗。武豊・マジックが期待された神戸新聞杯の覇者ドリームジャーニーは5着でも、関係者から笑みがこぼれた。マイルのGIホースが3000mのスタミナ争いでも5着に頑張ったのだからほめるべきなのか。
 ダービー馬が走らなかった「3歳最強馬決定戦」はダービー2着馬が、改めてその強さを証明した。「距離の長いレースが合っていますね。もっと長いほうがいいかな」3冠ジョッキーは早くも来春の天皇賞・春(GI 芝3200m)に標準を合わせている。

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