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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(12/16中山・12/16中京)

 まずは恒例の先週の回顧から。中山デビューの注目馬・デイドリーマーは、好スタートを切るが行きたがってしまいジョッキーがなだめながらの4、5番手を追走。3、4コーナー中間あたりでようやく折り合いがつき脚を溜める。残り400m地点から追い始め、直線では狭いところを怯むことなく割って出てくる。勝ち馬の内を突こうとするが、スペースがなく外に進路を取り直すロスがあり、追い上げたが2着まで。前半行きたがっていたことを考えると、スムーズに折り合いがついた時の末脚にはさらに磨きがかかるだろう。狭いところを割ってきた気持ちの強さも◎。すぐに順番がくる。阪神デビューの注目馬・ステージジャンプは、まずまずのスタートを切ると、好位3番手の内を追走。スローペースだったこともあり、1000mを通過したあたりからペースが速くなると、流れに乗れずポジションを下げていく。4コーナーから仕掛けるが、なかなか加速せず直線へ。少しづつ加速し始めるが、トップスピードに乗る前に6着でゴール。ややズブい面があるのか反応はいまいちだが、加速してからの脚はなかなか良いところがある。もう少し距離があった方が良さそうな気もするが、一回使われて反応が良くなれば次は勝ち負けになりそうだ。

 今週の中山デビューの注目馬は、12月16日(日)第5R芝1600m戦に出走予定の注目馬・シュペトレーゼ。馬名の由来は「ドイツの糖度の高い高級ワイン」。牝、鹿毛、2010年4月16日生。美浦・久保田貴士厩舎。父ディープインパクト、母ショアー、母父Acatenango。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人・キャロットクラブの募集馬で総額2600万円。近親には独ダービー(GI)、BCターフ(GI)など独伊米仏英の5カ国で7勝を挙げた名馬・Shiroccoや、半兄には昨年のセントライト記念(GII)に出走し、2012年12月現在までに3勝を挙げているショウナンバーズ(父Tiger Hill)がいる。牝馬らしいすらっとした馬体をしており、クッションの効いた繋ぎの持ち主。しなやかな柔らかみのある歩様で、走りを見ると回転の速いバネのあるフットワークをしており、キレで勝負するタイプ。まだトモを中心に非力な部分があり、本格化してくるのは先ではあるが、馬体からも血統背景からも楽しみな1頭である。距離はマイルから中距離が合いそう。なお、鞍上には戸崎圭太騎手を予定している。

 中京デビューの注目馬は、12月16日(日)第5Rダート1800m戦に出走予定の注目馬・モンシュシュ。馬名の由来は「私のお気に入り(仏)」。牝、鹿毛、2010年3月11日生。栗東・牧田和弥厩舎。父スペシャルウィーク、母シンディ、母父A.P.Indy。生産は千歳市・社台ファーム、馬主はグリーンファーム。クラブ法人・グリーンファーム愛馬会の募集馬で総額1000万円。母の母は1996年の愛オークス(GI)を勝ち7勝を挙げているDance Designdeで、半兄にはダートで4勝を挙げているツクバコガネオー(父キングカメハメハ)がいる。頸が太くしっかりしており、肩の筋肉が発達している為、力強いかき込みができる。全体的な印象はパワータイプの先行馬。胴長で繋ぎもある程度の長さがあるので、距離は短いところより長い方がいいだろう。調教では軽快な動きを見せており初戦からやれそう。なお、鞍上には松田大作騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

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