今週の中山デビューの注目馬は、9月22日(日)第5R芝1600m戦に出走予定のオートクレール。馬名の由来は「シャルルマーニュ伝説に登場する美しい名剣」。牝、栗毛、2011年3月31日生。美浦・高柳瑞樹厩舎。父デュランダル、母ジョイアサーティン、母父フォーティナイナー。生産は日高町・出口牧場、馬主は岡田牧雄氏。2013年北海道トレーニングセールにおいて241万円で落札された。近親には00年ユーセイトップランが勝ったダイヤモンドS(GIII)で2着に入り、全5勝を挙げたジョーヤマト(父シンボリルドルフ)や、ダート短距離で3勝を挙げているシゲルシゲザネ(父ストラヴィンスキー)がいる。本馬は均整の取れた馬体をしているが、全体の筋肉量はこ れからといったところ。それでも柔らかく収縮性のある筋肉を持っておりバネがある。筋肉量が増えてくればさらに良いが、現状でも筋肉の収縮力でカバー出来るだろう。距離は父と同じくマイルくらいが合いそうだ。なお、鞍上には松岡正海騎手を予定している。
阪神デビューの注目馬は、9月22日(日)第5R芝1600m戦に出走予定のブロンクスステップ。馬名の由来は「ダンスのステップ名」。牝、鹿毛、2011年3月27日生。栗東・音無秀孝厩舎。父ゼンノロブロイ、母ダンシングエディ、母父Moscow Ballet。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は金子真人ホールディングス。2012年セレクトセール1歳市場において2730万円で落札された。牝馬にしては腹袋がしっかりしているが、キ甲が抜けるのはまだ先になりそうな全体的に幼い馬体をしている。前の繋ぎはやや硬めだが、後ろの繋ぎはスナップが効いている。肩周辺の筋肉量は豊富で、現状では後駆に比べ前駆が強い印象。太くたくましい頸をしており、その適性はダートのマイルから中距離路線にありそうだ。なお、鞍上には北村友一騎手を予定している。
※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。