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若駒S アンライバルドが出世レースを制し、クラシックへ

 今週はAJCC、平安Sの2重賞のほかに、注目の1鞍が京都で組まれている。ディープインパクトやトウカイテイオーなど、過去の勝ち馬には超A級の名馬が何頭も並ぶクラシックの登竜門「若駒S」(オープン、芝2000メートル、24日)がそれだ。今年はアンライバルドがここから出世街道をもくろんでいる。父は2冠馬ネオユニヴァースで半兄にはフサイチコンコルドがいる超良血馬。デビュー戦ではブエナビスタ、リーチザクラウンをあっさり退けている。潜在能力は文句なし。ここは力の違いを見せつける構えだ。

 それはよもやの敗戦だった。1番人気に支持された前走の京都2歳S。アンライバルドは大方の予想を裏切り、3着に崩れた。そこには類まれな能力を生かし切れない「若さ」とアクシデントが影響したという。
 「血統的にも気難しさがあって、この前は下見所からイレ込んでいた。しかも、急きょの乗りかわりもあったからね。道中は馬込みで掛かってしまっていた」と友道調教師は敗因を分析した。

 ひょっとしたら怪物級? そう思わせるだけの潜在能力はすでにデビュー戦で実証済みだ。
 昨年、JRAで行われた新馬戦で最もハイレベルだったと、後々、振り返られるであろう10月26日の京都1800メートル戦。ブエナビスタとリーチザクラウンが人気を二分するなか、3番人気だったアンライバルドはあっさり抜け出した。ラスト3Fは33秒8の切れ味。音速のダービー馬といわれた半兄フサイチコンコルドをほうふつさせた。

 この中間はいったん放牧に出た。たまったストレスを発散できたことはふだんの仕草から明らかだという。
 「暮れに戻ってきたら、すごく落ち着きがあって体もひと回り大きくなっていた」。今の雰囲気ならレースにいって我を失うこともなさそうだ。
 「今度はケイコから乗り慣れた岩田君に鞍上が戻るし、少頭数でレースもしやすい。夢の膨らむ結果を期待している」
 ディープインパクト、トウカイテイオー…。過去の勝ち馬が歩んだ名馬の蹄跡に続けるか。

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