出現各所で必ず伝説をつくる希代のエンターテイナー声優・小林ゆうが8日、「早稲田祭2009」に降臨。「小林ゆうトーク&ミニライブ〜ワセダにLovi'n YU!〜」に集まったファンの期待を裏切らない、良い意味でカオスなイベントを成功させた。
主催の「早稲田大学二次元文化研究会」(別名・妹研究会)は05年以降、平野綾、井上麻里奈、小清水亜美など数々のゲストを招いてきた実績あるサークル。一方、小林ゆうは07年以来2度目の早稲田祭訪問であった。
一教室で行われるイベントにもかかわらず、1000人以上の応募があったこのイベント。当日は立ち見券も発売され、800人以上の前で、まずトークの部からスタート。事前に集めた質問を交えつつ、「アニメロサマーライブ2009」、「アニソンぷらす」、DVD「小林ゆうのDVD(仮)」についての裏話を次々と披露。その後、サイコロトーク、小林ゆう自身が撮影した(パックの豚肉、アスファルト上の葉っぱといった不思議な)写真を紹介するコーナーを経て、ミニライブへ。
ミニライブは、講義教室の席に座ったままで、ということで、ファンはもどかしい思いに襲われただろう。だが、そんなファンの思いをくんで(その分、主催者側を困惑させて)、盛大なパフォーマンスを見せるのが小林ゆう。ステージを下りて机の間を縫い、ファンとハイタッチを繰り返しながら、「HANAJI」「FIGHT OR FLIGHT」「ROCK YU!!」「ミックスジュースdeマックスパワー」の4曲を歌いきった。そのパフォーマンスぶりには、イベント中で意気込みを語ったユニット「Crush Tears」(今冬から活動開始)に期待を抱かずにはいられないほど。
最後のプレゼントコーナーでは、期せずして“画伯”の腕前を目の当たりに。“徹子”の物まねを存分に味わうなど、終始見どころ聴きどころに満ちたイベントは、2時間の予定が3時間近くまで大幅にボリュームアップして終了した。