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神戸新聞杯追い切り リーチザクラウン絶好

 春の悔しさは必ずこの秋にぶつける。ダービー2着馬リーチザクラウンが雪辱を誓って秋の戦いへと繰り出す。

 今年前半、陣営は一喜一憂を繰り返した。きさらぎ賞でのV直後はダービー候補に名を連ねたものの、皐月賞ではまさかの13着惨敗。そして、失意の中、無欲で挑んだダービーが2着。予想を上回る激走を見せた。
 この浮き沈みの激しさの最たる原因といえるのが、精神面の不安定さだ。だが、秋を迎え、ネックだった気性難が徐々に解消しつつあることも事実。
 「レースでは行きたがる面があったけど、普段はおとなしいタイプなんだ。それに今は調教のピッチを上げてもイライラしなくなった」。橋口調教師はメンタル面での成長を口にする。
 ダービー後は北海道千歳の社台ファームに放牧へ。じっくり疲れを癒して8月20日に帰厩した。その後は順調にケイコを積み、1週前追いでは栗東坂路で800メートル50秒5の豪快な動きを披露した。
 「坂路とコースを併用してじっくりと息をつくってきた。春に比べるとカイバの食いも良くなっている」。500キロある大型馬の割には、春は食が細く陣営を手こずらせた。しかし、現在はそんなヤワな部分もすっかりなくなった。
 「ダービーでは道悪に助けられたなど、いろいろいわれたけど、本来は跳びのきれいな馬。道悪が合うはずがない。そんな評価をした関係者に対して、ひと泡吹かせてやるよ」
 ライスシャワー、ダンスインザダーク、そしてアサクサキングス…これまでダービー2着馬が春の悔しさをバネにして菊花賞を手にした。そして、今年も…。リーチザクラウンが雌伏の時を経て、いよいよ天下統一に動き出す。

 【最終追いVTR】坂路で800メートル計不→37秒9→12秒8。3歳500万のブルーモーリシャスを追走。200メートル地点で併走馬を交わすと、そのままあっさり3馬身差突き放した。最後は抑えるほどの余裕で、文句なしの動きだ。

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