経営者の男の逮捕容疑は19日夜、西五反田のマンションの一室にあるカップル喫茶「Ryu's CAFE」で、埼玉県志木市の財団法人職員の男(46)ら男女6人の客が、全裸になって公然とわいせつな行為をするのを助けたとしている。公然わいせつ容疑で逮捕された客は、処分保留で釈放された。
警察の調べに、経営者の男は容疑を認めており、「遊び方は様々で、客の自由である」と話しているという。
同課によると、同店は約10年前から営業を始め、毎月約300万円の売り上げがあったとみられる。
摘発のきっかけとなったのは、客と称する者からのタレコミだった。今年に入って、警視庁に「交際していた20代女性をカップル喫茶に連れて行ったら、嫌がっているのに客らに輪姦され、自殺した」と匿名の通報があり、同課が捜査していた。自殺の事実は確認できていない。
同店は喫茶店を装ったオートロック式のマンションの一室で、捜査員が踏み込んだ際には、3組のカップルが全裸の状態でお互いの性行為を見せ合っていた。
老舗として、同好の士には有名だったという同店の料金は、カップルが6000〜8000円(曜日で異なる)、単独女性は3000円。フリータイム制で、初めての来店客には男性のみ、身分証明書の提示を求めていた。
(蔵元英二)